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デ・ブライネの新天地はどこに?9つの有力候補を紹介:MLSにサウジ勢、名将との「感動の再会」も…

4月4日、ケヴィン・デ・ブライネは10年間を過ごしたマンチェスター・シティを2024-25シーズン限りで退団することを発表した。公式戦413試合出場106ゴール174アシスト、6度のプレミアリーグ制覇や5度のリーグカップ優勝、2度のFAカップ優勝、そしてチャンピオンズリーグ制覇と、数々の栄光を築いたレジェンドは、愛するクラブを去ることが決まっている。

そんな33歳ベルギー代表MFだが、ケガやフィジカルトラブルによって以前よりは影響力を落としたかもしれない。だが、依然として数多くのクラブが求められる存在だ。今回は、来季以降の新天地候補を分析していく。

  • FBL-ENG-FACUP-BOURNEMOUTH-MAN CITYAFP

    ニューヨーク・シティFC

    『The Athletic』によると、デ・ブライネはキャリアの最後をMLS(メジャーリーグ・サッカー)で過ごすことを考えてきたという。サウジアラビア勢も接触しているが、年俸が下がったとしても自身と家族のためにアメリカ行きを選ぶ可能性が高いようだ。

    そしてMLS挑戦の候補として真っ先に上がるのは、マンチェスター・Cと同じシティ・フットボール・グループに所属するニューヨーク・シティだ。すでに接触があるとも伝えられており、有力な候補となるだろう。

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  • Kevin De Bruyne Lionel MessiGOAL/Getty

    インテル・マイアミ

    そしてMLSを選ぶとすれば、もちろんインテル・マイアミの名前は欠かせない。リオネル・メッシとの共演を夢見るファンは世界中にいるはずだ。

    だが問題は、デ・ブライネが確実にリーグのサラリーキャップの対象外となる「特別指定選手」であること。現在その枠はメッシ、セルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバが占めているため、誰かしらを諦める必要がある。

  • San Diego FC v Columbus CrewGetty Images Sport

    サンディエゴFC

    2025年からMLS挑戦をスタートさせるサンディエゴFCは、すでに昨年末にデ・ブライネへ「クラブの顔になって欲しい」とオファーを提示したことが伝えられている。スポーツディレクターを務めるタイラー・ヒープス氏も、話し合いを行ったことを認めていた。

    しかし、実現は難しい。ヒープス氏も「代理人と話したが、彼らが期待する給与は現時点で予算に合わない」と語っている。デ・ブライネにとって魅力的なオファーではあるが、要求を大幅に下げる必要がありそうだ。

  • Manchester City FC v Chelsea FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    ネオムSC

    そして、サウジアラビア勢も依然として有力な移籍先となっている。

    デ・ブライネは先日、来季からサウジ・プロリーグへ昇格するネオムSCと交渉を行ったことが伝えられている。一部では、サイード・ベンラーマが所属するチームへの移籍に本人も前向きだと伝えられている。

  • Cristiano Ronaldo Kevin De Bruyne 2024-25Getty/ GOAL

    アル・ナスル

    そしてもちろん、サウジアラビアの4大クラブも候補となる。当然、クリスティアーノ・ロナウドのいるアル・ナスルへの移籍の噂は避けられない。

    クリスティアーノ・ロナウドは現在、契約満了を迎えるスター選手の獲得に向けてクラブに働きかけていることが伝えられている。クラブ側も巨額の資金でスター選手の獲得へ自信を見せており、デ・ブライネがその候補になることは間違いない。

  • Leyton Orient v Manchester City - Emirates FA Cup Fourth RoundGetty Images Sport

    アル・イテハド

    アル・ナスルが候補になるのであれば、同じPIF(パブリック・インベストメント・ファンド)傘下のアル・イテハドが再び獲得に動いても不思議ではない。実際昨夏にも接触し、個人条件面では合意していたという。最終的にマンチェスター・Cが5000万ポンドオファーを拒否したようだが、今夏にはフリーで獲得が可能だ。

  • FBL-ENG-PR-MAN CITY-MAN UTDAFP

    リーベルプレート

    アルゼンチンの名門、リーベルプレートもまた噂される新天地の1つ。OBカルロス・モレテは「リーベルには監督もブレーンもいる。2000万ドルを払えばフリーで契約が可能だ。彼は我々を王者にしてくれる選手であり、すべての問題を解決してくれる。真のスターだ。まだ年齢も重ねていないしね。オファーを出すべきだ」と語っている。

  • Kevin De Bruyne Jose MourinhoGetty

    フェネルバフチェ

    ジョゼ・モウリーニョと感動の再会へ?今年はじめ、トルコの強豪はデ・ブライネに週給25万ポンドを準備していることが報じられた。2014年にチェルシーで指導を受けた際にはうまくいかなかったが、デ・ブライネ本人は「(指揮官を)嫌ってはいないよ」と後に語っており、またモウリーニョも残留してほしかったことを明かしている。

  • Manchester City FC v Everton FC - Premier LeagueGetty Images Sport

    ガラタサライ

    そしてフェネルバフチェの最大のライバル、ガラタサライも関連が噂される候補の1つだ。高額な給与とチャンピオンズリーグ出場権を準備できる唯一の候補でもある。しかし、デ・ブライネがトルコ行きを望むかは不透明だ。