Jude Bellingham Xmas GFXGetty/Instagram/GOAL

ジュード・ベリンガムの休暇の過ごし方:セレブとの交流にクリケット、そしてレアル・マドリーに凱旋

ジュード・ベリンガムは常に成長しようとしてきたが、これほどまでになるとは誰も予想していなかっただろう。レアル・マドリーに加入して5カ月、バロンドールの最有力候補とまで言われるようになったのだ。ソリフル出身の20歳はスペインのトップリーグで大活躍し、再びチャンピオンズリーグ制覇を狙うレアル・マドリーに、とてつもないインパクトを与えている。

だが、サンティアゴ・ベルナベウでの生活を恐ろしいほど好調に始めたベリンガムに、休息の時が訪れた。プレミアリーグと違い、ラ・リーガの選手たちはクリスマス前後に2週間の休暇が与えられるのだ。12月21日に2023年最後の試合を終えたレアル・マドリーが次にピッチに立ったのは、1月3日のマジョルカ戦だった。

ベリンガムも休暇を大いに楽しんだようで、1分1秒を有効に使って弟の応援にイングランドへ戻ったり、短いクリスマス休暇を堪能したりした後、これからの6カ月に必要な準備をしたようである。

  • Vasquez Real MadridGetty Images

    「クリスマスの奇跡」

    ウィンターブレイク前の最後の試合で、レアル・マドリーは勝ち点を取りこぼすかもしれないような試合をしていた。ロス・ブランコスはアラベスを倒そうと全力を尽くしていたが、ベリンガムは何度も妨害されていた。勝利は最もありえそうもない展開からもたらされた。92分にルーカス・バスケスが173cmの全身を使ってヘディングシュートを決め、レアル・マドリーは順位表のトップに踊り出たのである。

    ベリンガムはこの得点を「クリスマスの奇跡」と呼んだ。悪くない雰囲気で休暇が始まったのである。

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  • Jobe Bellingham Sunderland 2023Getty Images

    弟と再会

    ジュードの弟のジョーブ・ベリンガムは、とてつもないプレッシャーに襲われている。サンダーランドの期待の星として、ジョーブもサッカーの才能に恵まれているが、バロンドール候補の兄と比較されないわけにはいかないのだ。

    それでも、ジュードが常に弟の味方であることは良いことだ。18歳のジョーブはチャンピオンシップでのデビュー・シーズンを楽しんでおり、ジュードは12月23日、アラベス戦の勝利から48時間もしないうちに、スタジアム・オブ・ライトに姿を現し、コヴェントリー・シティとの試合に出場した弟を応援していた。

  • フォローアップ旅行

    ご存じのとおり、ジュードもチャンピオンシップ経験者である。クリスマスを家族と過ごした後、12月26日のボクシング・デーには別の試合を観戦していた。それはサンダーランドがハル・シティに遠征した試合で、ジュードの姿がスタンドにあったのだ。サンダーランドにとってマイケル・ビール新監督のもとでの初めての遠征だった。ブラック・キャッツことサンダーランドは試合終了間近の得点で1対0で勝利し、ハル・シティとの順位を逆転。1部昇格に向けて貴重な勝ち点3を獲得したのであった。

    ジュードは、赤と白のスカーフを掲げただけでなく、ジャック・クラークのシュートがネットを揺らしたときに狂喜乱舞して、サンダーランドのファンをSNSで大いに喜ばせた。

  • セレブからの人気

    キム・カーダシアンとカニエ・ウェストの息子セイントはまだ幼いが、サッカー・シーンによく現れる。わずか8歳にして、アーセナルやパリ・サンジェルマン、インテル・マイアミの試合で姿を見られているのだ。いずれの場合も、サッカーのビッグネームたちとセットで名前があがる。

    そしてベリンガムは、このセレブなお子様の最新のお気に入りのようである。キム自身が、ベリンガムからクリスマス・プレゼントとして贈られたと思われる、レアル・マドリーの背番号5のシャツを着た息子の写真を公表したのだ。

    Kim Kardashian Jude Bellingham @kimkardashian Instagram
  • 別のスポーツに挑戦

    ベリンガムにとって幸運なことに、リラックスする時間もあったようだ。20歳にしてレアル・マドリーの最高の選手となり、ユーロ2024でのイングランド代表の期待の中心であるベリンガムにとって、もはやスポットライトから逃げることはまったく容易なことではない。

    それでもベリンガムは休息の時間を見つけ、他のスポーツに挑戦する時間もあったようだ。インスタグラムにクリケットをする短い動画をアップしており、バーチャルのネットを6回揺らしていた。ダーツにも挑戦したようである。イングランドでは相変わらずPDCワールド・チャンピオンシップが人気なのだ。

  • マドリードに凱旋

    ベリンガムがマドリードに戻ったのは2023年の年末で、レアル・マドリーがファンの前で年内最後の練習を行ったときである。毎年恒例の行事で、数千人のサポーターがトップチームの練習を見ようと、アルフレド・ディ・ステファノ競技場に集まった。

    ベリンガムは予想どおりファン全員から大きな声援を浴びせられ、サインをしたり、熱狂的なファンとともに写真に写ったりした。

  • BellinghamGetty Images

    高い目標設定

    では、今後はどうなるのだろう。ベリンガムはレアル・マドリーでこれ以上はありえないほど素晴らしいスタートを切った。クリスティアーノ・ロナウドの記録を更新し、尊敬するジネディーヌ・ジダンから受け継いだ背番号に値する選手になるべく、全力を尽くしている。

    だが休暇を締めくくるにあたり、ベリンガムはさらに上を目指すと言った。「ピッチに立つたびに、できる限りのベストを尽くして頑張ろうと思っている。レアル・マドリーに来た目標は、すべてのトロフィーを獲得するためだ。それも、何度も」と、Universo Real Madridの動画で語っている。