あのセーブについてエデルソンがどう反応したのか、多くのことが言われている。『The Athletic』は、チームメイトが称賛されるのをエデルソンは面白く思っていないと報じたが、これはエデルソンの妻によって「フェイク・ニュース」だと却下された。しかしながら、トッテナム戦の勝利のわずか数日後、エデルソンがまだ目のケガの治療を受けているさなか、サウジアラビアへの移籍に興味を持っている可能性があるとの第一報が報じられた。
おそらくはエデルソンがオルテガへの賛辞に神経質になっている可能性に気づいたのであろうグアルディオラ監督は、トッテナム戦の勝利の直後、どれほどエデルソンがチームにとって必要かをわざわざ指摘した。
「我々がチャンピオンズリーグで勝てたのが誰のおかげか、わかるか? エデルソンのおかげだ。レアル・マドリーとの試合で、(カリム)ベンゼマのヘディングを見事にセーブしてくれた。チャンピオンズリーグの決勝では、エデルソンが要の選手だった。勝てたのは彼のおかげで。エディーがいなければ時代を作れなかった。不可能だった」
だが、その時代は終わりに近づきつつあるようだ。この夏、サウジアラビアがエデルソンに興味を示しているという報道は増すばかりで、聞こえてくる数字には目を見張るものがある。クリスティアーノ・ロナウドのアル・ナスルは、マンチェスター・Cの5,000万ポンド(約93億5000万円)という評価額に応じようとしない一方、エデルソンに対して週90万ポンド(約1億70万円)という驚異的な額を提示した。
現在エデルソンとの契約で先頭に立つのはアル・イテハドで、提示額はアル・ナスルを下回るものの、それでもマンチェスター・Cに衝撃を与えることだろう。報道によると、マンチェスター・Cでのエデルソンは週19万ポンド(約3,500万円)だという。昇給を受け入れてマンチェスターに残ることになったという噂もあるが、カネに関する限り、マンチェスター・Cに勝ち目はない。