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チャンピオンシップの“日本人選手旋風”。「今まで以上に興味を持ってくれている」――コヴェントリー・坂元達裕の実感とその先

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今季のチャンピオンシップには8人の日本人選手がプレーしている。2年目を戦うコヴェントリー・シティFCの坂元達裕を筆頭に、リーグ首位で来季のプレミアリーグ復帰を決めたリーズ・ユナイテッドの田中碧、大橋祐紀(ブラックバーン・ローヴァーズ)、平河悠(ブリストル・シティ)、斉藤光毅(QPR)らが各クラブで重要な役割を果たしている。坂元へのインタビュー後編では、チャンピオンシップを戦う自身の立ち位置と夢について聞いた。

▶インタビュー前編「プレミアリーグへの思い、ランパード監督」
▶チャンピオンシップ日程・順位表
▶チャンピオンシップに所属する日本人選手一覧

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    日本人選手が増えた背景には…

    「規制が少し緩和された部分が大きいと思います」と坂元が語るように、この背景には、イングランド政府とイングランドサッカー協会(FA)によるビザ制度の改革が関係している。2020年1月のEU離脱にともない、FAは海外選手の就労ビザ取得に関するポイント制の新制度「GBE(Governing Body Endorsement)」を導入。代表歴や所属リーグの格付け、出場時間などが評価対象となるルールが適用されることとなった。さらに、2023年6月には「ESC(Elite Significant Contribution)」制度を導入。GBEの条件を満たさない若手選手であっても、FAが将来的な価値を判断すれば、特別枠で登録できる制度だ。これにより、国際経験の少ない若手にも移籍の道が開かれた。

    ――今のチャンピオンシップには坂元選手が加入された2年前よりも日本人選手が増えました。この状況をどう見ていらっしゃいますか。

    素晴らしいことだと思います。特に若いうちにチャンピオンシップでプレーできることが本当に成長につながると思いますし、プレミアリーグに行くチャンスもあります。いろんなところから注目されているリーグですし、日本人選手が増えることは、日本のサッカー界にとっても素晴らしいことなんじゃないかなと思いますね。実際、リーグのレベルも高いと感じているので、僕自身、ここで経験できることがプレーヤーとしてすごくプラスになっています。

    ――坂元選手もその傾向、日本人の評価に影響を与えていると思います。

    一つの理由として、規制が少し緩和された部分はあるんです。だから日本人選手が移籍しやすくなった。これが第一だと思います。実際僕も、いろんなクラブのスタッフが日本人選手に興味を持っているという話も聞きますし、スカウトからも聞かれます。リーグ全体で日本人選手に今まで以上に興味を持ってくれていると思います。もし僕がそこに少しでも貢献できていたとするなら、嬉しいですね。

    ――全世界から多くの選手が来ますが、そこで日本人選手が評価される理由はどこにあると思いますか?

    僕だけで言えば、ハードワークできるところで、ここはすごく評価されている部分だと思います。ベルギーで1年半、こちらで2年近くやっていますが、感じるのは、僕はスペシャルな選手じゃないということ。周りには僕よりもはるかに強くて、速くて、アジリティがあってという選手が山ほどいます。

    そういう選手を見て何度も自信をなくしかけたこともありましたが、連続したプレーを何度も継続できることで、(フィジカル面の差を)凌駕するというか。現にハードワークが自分の大きな武器になっていて、今ここまでやってこられています。テクニックには自信がありますが、そんなに速くもなく、強くもなく、スペシャルな選手じゃない自分は、そういう部分で補ってきました。一番の理由はそこかなと思います。

    他の選手が同じかどうかはわからないのですが、ハードワークは日本人選手の得意な武器の一つでもあるので、そこが評価されているのではないでしょうか。

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    代表復帰するためにもプレミアを目指す

    フットボーラーとして持ち続けている日本代表という目標。坂元が招集されたのはセレッソ大阪時代、2021年だった。FIFAワールドカップカタールアジア2次予選のメンバーに選出され5月に代表デビューを果たし2試合出場。しかし、以後チャンスは訪れていない。坂元自身はベルギー1部オーステンデを経てコヴェントリーに移籍し、主力として着実にプレーを続けてきている。コヴェントリーは昨年11月に就任したフランク・ランパード監督のもと、快進撃を続け、降格圏からプレミアリーグプレーオフ昇格圏にまで到達した。

    ――ずっと持っておられる目標に日本代表復帰があるかと思います。そのためには今何が必要だと思いますか。

    もう、シンプルにプレミアリーグに行くことだと思います。プレミアに行って、試合に出て活躍を示せれば、自ずと見えてくるはずです。僕の年(28歳)だと、それぐらいの結果を残さないと難しいと思うので。

    それが1番の近道、いや近道じゃないですね、めちゃくちゃ難しい道でもありますが、まずはそこを目指す。そこだと思っています。

    ――まずはプレミアリーグ昇格。プレミアへの憧れも持っていたのですか?

    小さい頃はあまりサッカーを見てこなかったんですけど、ある程度大人になって、世界のトップリーグだと認識するようになりました。そこでプレーすることは僕の夢であり、それが今、「意外と目に見えるところ」まで来ています。

    ここからが難しいことは分かっていますが、目指せる位置に来ている。だから、すごく楽しみですね。今はもうとにかくそこを目指して、このチームと一緒にやっていきたい。そんな気持ちが強いです。

    残るリーグ戦は1試合、コヴェントリーは得失点差で6位につけている。6位以内に終わればプレーオフへの出場権を獲得する。そして、PO準決勝2試合、決勝1試合と3つ勝利を収めれば、来季、プレミアリーグへの昇格が決定する。「めちゃくちゃ厳しい道」であることは間違いない。自身の夢を実現するためにも、まずは最終節となる3日の第46節・ホームでのミドルズブラ戦に全力で挑む。

    ▶インタビュー前編「プレミアリーグへの思い、ランパード監督」

    ▶チャンピオンシップ日程・順位表

    ▶チャンピオンシップに所属する日本人選手一覧

    ◎取材・文=吉村美千代(GOAL編集部)

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