(C)Getty ImagesGOAL
AFCアジアカップ2023で見るべきスター選手15人
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Getty Images久保建英(日本)
レアル・ソシエダで飛躍の2年目を過ごす久保建英。右サイドからの仕掛けはすでにラ・リーガの全チームが警戒するもので、9月には月間MVPに選出されるなどリーグを代表するアタッカーに成長した。チャンスメイクに加え、決して多くはない好機を仕留める決定力も著しく向上。チャンピオンズリーグでは決勝トーナメントにも進出したチームの立役者となり、常に違いを作ることのできる久保は必要不可欠な存在だ。日本代表ではラ・レアルのときほどの存在感は発揮できていないが、アジアカップではどのようなプレーを見せてくれるのか。
(C)Getty Images三笘薫(日本)
日本が世界に誇るドリブラー、三笘薫。日本代表での活動はここ最近、疲労の影響もあり、辞退している。所属するブライトンでもパフォーマンスの低下が囁かれるが、それでもボールを持てば一人、二人をはがすのは当然のようにこなしてみせる。初速の速さと左右への鋭い動き出しはアジアどころか、世界を見渡してもほとんど止められるDFはいない。プレミアリーグでは年末年始も多くの試合があり、アジアカップに参加すればブライトンにとっては大きな痛手となるが、日本代表にとっては大きな武器となるはずだ。
(C)Kenichi Arai南野拓実(日本)
昨季はモナコで不遇の一年を過ごしたが、恩師アディ・ヒュッター監督の就任により完全復活を果たした南野拓実。8月にはリーグの月間MVPも受賞し、日本代表に復帰した。2列目には多くのタレントが揃う日本代表だけに、熾烈なポジション争いは避けられないが、ボールの受け方、そして得点に絡む能力は随一。華麗なターンと両足での正確なフィニッシュで日本代表に得点をもたらせるか。
(C)Getty Imagesキム・ミンジェ(韓国)
昨季、ナポリの33シーズンぶりのリーグ優勝に貢献すると、2023年夏にアジア人史上最高額でバイエルンへと移籍。ドイツ王者でも絶対的なレギュラーとして活躍し、加入1年目から“過労”と称されるほどのフル稼働を見せている。「モンスター」の異名通り、速さ・強さ・巧さを兼ね備えるDFで、世界を見渡してもワールドクラスのDFと呼んで差し支えない。韓国代表でも守備の柱として活躍が期待される。
(C)Getty Imagesソン・フンミン(韓国)
8シーズン連続でプレミアリーグ二桁ゴールを達成したソン・フンミン。トッテナムの中心選手であり、プレミアリーグを代表するスターだ。今季はクラブのシンボルであったハリー・ケインが去ったものの、チームの得点源、チャンスメイカーとして獅子奮迅の活躍を見せており、両足での正確なシュートも健在だ。ワールドクラスのアタッカーとして韓国代表のまさに顔であり、チームにタイトルをもたらすことはできるか。
(C)Getty Imagesイ・ガンイン(韓国)
育成年代から神童として久保建英と度々比較されてきたイ・ガンイン。昨季はマジョルカでブレイクを果たすと、2023年夏にパリ・サンジェルマン加入が決まった。厚い選手層の前にスタメンを勝ち取るには至っていないが、その正確な左足で得点をマークするなど一定の存在感を示す。韓国代表ではサイドのチャンスメイカーとして欠かせない存在であり、22歳にしてすでにチームの中心選手だ。
(C)Getty Imagesメディ・タレミ(イラン)
イラン代表、ポルトのエースストライカーとしてプレーするメディ・タレミ。代表では75試合で41ゴールを挙げており、クラブではプリメイラ・リーガで2度の得点王を獲得している。多彩な得点パターンを持つボックスストライカーで、アジアを見渡してもトップのストライカーと言えるだろう。アジア2次予選でもすでに2ゴールを挙げており、比較的格下との対戦が多くなるアジアカップでは得点王候補の一人だ。
(C)Getty Imagesエルドル・ショムロドフ(ウズベキスタン)
ウズベキスタン代表で68試合38ゴールを挙げ、同国の歴代最多得点記録を持つエルドル・ショムロドフ。ローマへのステップアップは失敗し、現在はカリアリにレンタル移籍中となっている。それでも、代表では依然として欠かせない選手で、ワールドカップアジア2次予選では2試合で1ゴール・3アシストと活躍。主将も務めるチームの精神的支柱として大舞台に臨む。
(C)Getty Imagesミッチェル・デューク(オーストラリア)
清水エスパルス、ファジアーノ岡山でもプレーしたミッチェル・デュークは、2023シーズンはJ2のFC町田ゼルビアでプレー。中心選手として10ゴール・6アシストを決め、J1昇格に大きく貢献した。カタール・ワールドカップでもゴールを挙げた高さのあるストライカーで、1月に33歳となるがオーストラリアのエース候補の一人。ワールドカップアジア2次予選でも早速2ゴールを挙げるなど好スタートを切った。
(C)Getty Imagesハリー・スーター(オーストラリア)
2メートル近い長身を誇るDFハリー・スーター。2023年からプレーするレスター・シティではレギュラーを勝ち取ることはできていないが、オーストラリア代表では絶対的守備の柱の一人。1対1の強さと高いビルドアップ能力が武器だが、最大の魅力は得点力。セットプレーから高さを活かし、代表では21試合で10ゴール。ストライカー並の得点力に注目だ。
(C)Getty Imagesアルモエズ・アリ(カタール)
19歳でカタール代表デビューを飾ったアルモエズ・アリ。オーストリア、スペインでの挑戦は難しいものとなったが、2016年にアル・ドゥハイルへ加入後はクラブの中心選手に。カタール代表としても前回アジアカップで、大会新記録となる9得点を挙げ得点王となり、チームを優勝へ導いた。89戦39ゴールの絶対的エースはカタールのカギを握る存在だ。
(C)Getty Imagesファビオ・リマ(UAE)
ブラジル出身のファビオ・リマはUAEへと帰化し、2020年からUAE代表に名を連ねる替えの利かない10番レフティーだ。所属する国内クラブ、アル・ワスルでも10番を背負い、公式戦13試合で10ゴール・3アシストと大活躍中。UAEの歴史上でも最高の攻撃的MFの一人はアジアカップの大舞台で輝けるか。
(C)Getty Imagesムサ・アル=タマリ(ヨルダン)
ヨルダン代表の10番を背負うムサ・アル=タマリ。19歳でデビューして以来、54試合で13ゴールと、ウイングでありながら高い決定力を誇っている。2023年夏にはルーヴェンからフリートランスファーでモンペリエへと加入し、欧州5大リーグへの挑戦を決めた。今季はフランスで3ゴール・3アシストを記録するなどレギュラーに定着。ヨルダン代表の中では、欧州での実績を持つ数少ない選手だ。
(C)Getty Imagesサウド・アブドゥルハミド(サウジアラビア)
アル・イテハドのユースで育ったサウド・アブドゥルハミドは、2022年にアル・ヒラルへ加入。カリドゥ・クリバリセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ、マウコムといったスター選手とともにレギュラーを張っており、右サイドバックとして絶対的なレギュラー選手だ。サウジアラビア代表としても2021年に東京五輪出場を経験し、2022年にはカタール・ワールドカップにも出場した。守備的MFやサイドハーフとしてもプレーできるポリバレントさもあり、サウジアラビア代表では最も市場価値の高い選手だ。
(C)Getty Imagesオマル・フリービーン(シリア)
シリア代表の絶対的エースであるオマル・フリービーン。40試合で15ゴールを挙げ、シリア代表の絶対的中心選手の一人だ。2017年から2021年までサウジアラビアのアル・ヒラルでプレーし、AFCチャンピオンズリーグや国内リーグなど数多くのタイトルを獲得。シリア人としては初めてアジア年間最優秀選手賞も受賞した経験を持つ。

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