レアル・マドリーのシャビ・アロンソ監督は、MFアルダ・ギュレルをボランチとして開花させる考えだ。
現在、準決勝まで勝ち残っているクラブワールドカップで、シャビ・アロンソ監督はトルコの天才MFをトップ下ではなくボランチとして起用。その卓越したプレービジョン、精度抜群の左足を買って、まるで自身の現役時代の面影に重ねるように、ビルドアップやゲームメークを任せようとしている。
もちろんボランチでのプレーとなれば、これまでより守備に比重がかかることになる。だがシャビ・アロンソ監督は、この20歳のMFが守備でミスするリスクも許容しながら、ゲームメーカーとして成長させる覚悟を固めているようだ。記者会見で、次のように語っている。
「アルダがミスすることは分かっている。同様にプレーを的中させることだってね。アルダの成長のため、プロセスを踏ませるために、今が“投資”を行うタイミングだ。彼はここで鍛えられ、成熟を果たさなければならない。そのためにはミスをすることだって必要なんだ」
「ミスを受け入れよう。それも成長過程の一部だ。あのゾーンで逞しいギュレルを見たいならばね」
シャビ・アロンソ監督はまた、ギュレルがボランチとしてどのような守備をすればいいかにも言及した。
「リアクションの守備よりも一歩先を読んだ守備が必要だ。ポジショニングで上回ることができれば、デュエルをする必要もフィジカルで勝る必要もなくなるさ」






