Peter Lim ValenciaGetty

クラブとして崩壊をきたしたバレンシア…リーズのオーナーを務めるラドリッツァーニ氏が買収か

イギリス『サンデー・タイムズ』は、リーズ・ユナイテッドのオーナーを務めるアンドレア・ラドリッツァーニ氏がバレンシアの買収を検討していることを報じた。

2014年にシンガポールの投資家ピーター・リム氏に買収されたバレンシアは、クラブ経営が目も当てられない状況となっている。極度の財政難に陥るクラブは今夏、FWロドリゴ・モレノ(リーズへ移籍)、MFダニ・パレホ(ビジャレアル)など多数の主力を放出しながら、選手補強をまったく敢行せず。同夏からチームを率いるハビ・グラシア監督は、補強の約束が守られなかったことで一時辞任を決意するなど、スペイン第三の都市のフットボールの象徴はクラブとして崩壊をきたしている。

『サンデー・タイムズ』曰く、そうした壊滅的状況にあるバレンシアをイタリア人の投資家ラドリッツァーニ氏が買収することを検討しているという。スポーツ放映権ビジネスなどを手がけるラドリッツァーニ氏は、5億ユーロ(約620億円)の資産を有しており、2017年にはリーズを買収してプレミアリーグ昇格まで導いた。同氏は欧州で、リーズ以外にも複数のクラブを所有することを目指しており、バレンシアがその一つになる可能性があるとのことだ。

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なおリム氏はこれまで、バレンシアを売却する考えが一切ないことを強調してきたが、経営にまったく力を入れなくなった現状に鑑みれば、誰かに売却する可能性も十分にありそうだ。

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