トッテナムの指揮官を解任されたアントニオ・コンテ監督だったが、成績はクラブ史上でも良い数字を残していたようだ。
トッテナムは26日、コンテ監督が双方合意の上で契約を解除したことを発表した。
コンテ監督は2021年11月にトッテナムの監督に就任。しかし、2年目となる今季も無冠がほぼ確定といった状況から苦しい状況が続いていた。
決定打となったとされるのは18日に行われたサウサンプトン戦。2点のリードを終盤に追いつかれて3-3で終わると、同指揮官は選手を身勝手と非難。さらに、長年無冠の続くクラブの体制にも「トッテナムは20年前からこうだ。オーナーがいるのに、一度も優勝したことがない」と矛先を向けていた。
これを受けて首脳陣や選手たちとの関係性が悪化し、解任される運びとなったようだ。
データサイト『Opta』によると、コンテ監督はリーグ戦56試合を指揮して32勝9分15敗を記録。これによる平均獲得勝ち点率は「1.88」とされ、この数字はトッテナムの監督(最低指揮38試合)の中で2番目に高い数字であるとのことだった。
最も高いのは「1.89」でマウリシオ・ポチェッティーノ監督。コンテ監督は僅差で2位となり、3位に「1.83」でヴィラス・ボアス監督、「1.74」でハリー・レドナップ監督、「1.64」でジョゼ・モウリーニョ監督が並んでいる。


