先制点につながるミスが指摘されるアーセナルDF冨安健洋について、ミケル・アルテタ監督が言及した。
プレミアリーグは第8節の延期分が15日に行われ、アーセナルはマンチェスター・シティと対戦した。1試合消化が少ない中で迎えた2位との天王山だったが、本拠地エミレーツ・スタジアムで1-3と敗れている。
会見に出席したアルテタ監督は、「勝つチャンスを得るために彼らのレベルでプレーするのは本当に難しい。多くの瞬間で我々はそうしてきたと思うし、彼らもそうしてきた」と試合を振り返り、内容を評価した。
「しかしあのような形で3失点し、ビッグチャンスをものにできなかった。そうなればもうミスは出来なくなる。本当にチャンスはあった。残念だね」
この大一番で右サイドバックとして先発出場を果たした冨安。しかし0-0で迎えた24分、GKアーロン・ラムズデールへ送ったバックパスがケヴィン・デ・ブライネに奪われ、ダイレクトでシュートを叩き込まれた。先制点に直結するミスは各メディアから痛恨だったと指摘されている。
アルテタ監督は、冨安のミスについて「経験なのか、不運なのかは分からない。冨安のあのようなバックパスは(プロキャリア)7年間で見たことがない。だが、それが今日起きた」と言及。「それもこの試合の特別感として含まれているし、彼らはそのミスを罰にするクオリティを持っている」とマンチェスター・Cの質の高さについて語った。
また、マンチェスター・C戦での反省点を挙げつつ、今後に目を向ける意志を明らかにしている。
「我々は勝ち点を拾わなければならない。なぜなら、パフォーマンスは間違いなくそれに値していたからだ。ただ、今日はあまりにも多くのものを与えてしまったし、チャンスを生かすだけの冷酷さも持ち合わせていなかった。それを改善しなければならない」
「まだマラソンが残っている。3カ月前にも言ったし、今日も言ったが、明日を気にしなければならない。一番大事なのは、明日どうなっているかということで、あとはそれに対して集中する。何が起こるかなんてわからないからね」


