明治安田生命J1リーグは16日に第21節が開催され、FC東京と鹿島アントラーズが対戦した。
14日に安部柊斗のベルギー移籍を発表したFC東京。安部のラストマッチとなる同試合で、ホーム3連勝を目指し、2試合連続引き分け中の鹿島と相対する。
試合は9分に均衡が破れる。松木が左サイドを抜け出すと、エリア内からマイナスの折り返し。絶妙な駆け引きでフリーとなっていたオリヴェイラが右足を振り抜き、ネットを揺らす。一時はオフサイドの判定となるも、VARによりゴールが認められる形となった。
23分に鹿島が反撃。左サイドからのCKに鈴木がドンピシャのヘディングで合わせる。6試合連続となるセットプレー弾で試合を振り出しに戻した。
前半終了間際の45分、安西の左からのクロスをエリア内で受けた鈴木のシュートは相手にブロック。こぼれ球に反応した樋口のボレーシュートを、垣田がコースを変えるヘディングで押し込む。鹿島が逆転に成功した。
後半に入った55分、仲間のエリア内からのシュートはGKに阻まれるも、こぼれ球に反応したピトゥカがエリア外から左足一閃。強烈なミドルシュートが突き刺さり、鹿島が追加点を奪った。
FC東京は終盤まで決め手に欠け、チャンスが作れない状況が続く。鹿島は45分に決定機をファウルで止めた安西に一発レッドカードが提示されるも、試合終了の笛。
鹿島が4試合ぶりの勝利を手にし、FC東京は安部の移籍前ラストマッチを白星で飾ることは出来なかった。