29日のラ・リーガ第8節、アトレティコ・マドリーは本拠地シビタス・メトロポリターノでのレアル・マドリー戦を1-1のドローで終えた。試合後会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、マドリーGKティボ・クルトワに対して物が投げられたことについて言及している。
このダービーの後半、クルトワがアトレティコのウルトラスからマッチやペットボトルといった物を投げられたことで、一時試合は中断した。シメオネ監督はその出来事について、クルトワがレアル・マドリーのゴール時に客席を向いて祝ったことが挑発行為にあたるとして、物を投げ入れた人間も挑発した人間も罰せられるべきとの見解を示している。
「この事件を起こした人物について、クラブは決断を下さなければならない。私たちはそんなことをする人間をスタンドに必要としていない。私たちをサポートとしてくれる人、クラブのことを考えている人が必要なんだ」
「だが主役たる私たちは、こういったことが起こらないように振る舞わなければならない。人々がああしたリアクションをするのは、何かがあったということなのだから。だからといってああした行為を正当化できるわけではないが、しかし人々を煽る者たちも罰せられてもいいだろう。正当化はできない。だが私を含めて、私たちが引き起こすことにも注意しなくてはならない」
「私にしてみれば、挑発する者にも罰があるべきだ。ライターを投げた者にも挑発する者にもね」
「クルトワが挑発をしたのか? 彼はベルナベウでも同じ経験をしている。アトレティコでプレーしていたとき、あのスタジアムでライターを頭にぶつけられたんだ。そういったことが起きてはいけないし、クラブが防ぐように措置を講じなくてはいけない。しかし自分たちが犠牲者となることについて注意が必要だ。なぜか? 私たちが挑発をすれば相手のリアクションが生まれるからだ。シメオネでもクルトワでもメッシでもグリーズマンでも煽ったりしてはいけないんだよ」




