Silvio-Berlusconi(C)Getty Images

元イタリア首相ベルルスコーニ氏、白血病で緊急搬送。集中治療で様態は安定か…過去にミラン会長として黄金期を支える

イタリアの元首相でミラン元会長のシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が、白血病を患い集中治療室に運ばれているようだ。

現在モンツァ会長を務める86歳のベルルスコーニ氏は、5日に呼吸困難を訴えたとのこと。現在はミラノのサン・ラファエレ病院に緊急搬送され、循環器病棟で集中治療を受けている模様。

病状については、サン・ラファエレの医療機関誌に「集中治療室に入っている:肺感染症と慢性白血病」と記載。アントニオ・タヤーニ外務大臣が専属医と話したところでは、深刻だが安定した状態であるとのことだ。

サン・ラファエレ病院で集中治療を受けているベルルスコーニ氏へは兄のパオロ氏が付き添っているとされ、同氏は「兄は今回も成功させるだろう、彼はロックだ」と病院の外で彼を待つ記者たちに語ったという。

ベルルスコーニ氏名はすでに化学療法を開始したと伝えられており、『ANSA』は、彼の状態は安定していると報じている。

また、6日の午後にサン・ラファエレ病院は、ベルルスコーニ氏の病状に関する医療情報を発表した。

「シルヴィオ・ベルルスコーニ大統領は現在、肺感染症の治療のため集中治療室に入院している。この感染症は、彼が以前から保菌している慢性血液疾患:慢性骨髄単球性白血病の一部であり、その持続的な慢性期は確認されており、急性白血病における進化的特徴はない」

「治療戦略としては、肺感染症の治療、病的な白血球増加の悪影響を抑えることを目的とした細胞還元的専門治療、そして既存の臨床状態の回復を行う」

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