レアル・マドリーは10月24日、ラ・リーガ第7節でバルセロナとのエル・クラシコに臨む。不安視されているのが、前節のカディス戦で負傷交代を余儀なくされたDFセルヒオ・ラモスの状態だ。
ラモスはミッドウィークのチャンピオンズリーグ初戦のシャフタール・ドネツク戦も欠場。チームも2-3と敗れ、公式戦2連敗のままクラシコを迎えることとなる。
今回『Goal』では、クラシコを前にレアル・マドリーの過去2シーズンの統計を分析。データから読み解くと、セルヒオ・ラモスの出場可否により、チームの数字に変化があることがわかった。
セルヒオ・ラモスの出場/不出場による変化
(C)Getty Imagesレアル・マドリーは過去2シーズン、114の公式戦を行い、91試合はラモスと、23試合はラモスなしでプレーした。
ラモスが出場した91試合では、57勝を挙げて勝率は62.6%を記録。一方で、ラモスのいない23試合では、レアル・マドリーの勝利数は11にとどまり、勝率は47.8%に沈んでいる。
また、平均失点数はラモス出場時は1試合平均0.95だが、不出場時は1.43失点まで跳ね上がる。平均ゴール数においてもラモス出場時は1試合1.93ゴールに対して、不出場の場合は1.69ゴールとわずかに平均ゴール数を減少させている。
なお、ラモス不在時のCLは、直近8試合は1勝7敗と悲惨な結果に。唯一の勝利は昨季のグループリーグで、すでに決勝トーナメント進出を決めている状況で挙げたクラブ・ブルッヘ戦(3-1)だった。
レアル・マドリー 直近2シーズンの成績 | ||
---|---|---|
ラモス出場 | 統計 | ラモス不出場 |
91 | 試合数 | 23 |
57 | 勝利 | 11 |
17 | 引き分け | 2 |
17 | 敗北 | 10 |
176 | 得点数 | 39 |
1.93 | 平均得点数 | 1.69 |
87 | 失点数 | 33 |
0.95 | 平均失点数 | 1.43 |
62.6% | 勝率 | 47.8% |
2.06 | 平均獲得勝点 | 1.52 |
セルヒオ・ラモス不在のクラシコ
Getty Imagesクラシコに関しては、ラモスのキャリア全体で2試合出場しなかったことがある。
2010-2011のUEFAチャンピオンズリーグ準決勝の第2戦と、2012-2013のコパ・デル・レイ準決勝第1戦で、いずれも出場停止が理由。その2試合においてレアル・マドリーはバルセロナとは引き分けに終わっている。
なお、セルヒオ・ラモスはクラシコで歴代最多の44試合に出場している。
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