26日のコパ・デル・レイ決勝、レアル・マドリーは延長戦の末にバルセロに2-3で敗れ、優勝を逃した。MFフェデ・バルベルデはその翌日、この失望から立ち上がり、将来的な成功をつかむことを誓った。
前半にMFぺドリの先制点を許しながらも、70分にFWキリアン・エンバペ、77分にMFオーレリアン・チュアメニのゴールで一時逆転を果たしたマドリー。だが84分にFWフェラン・トーレスに同点弾を決められて試合は延長戦に突入し、116分のDFジュール・クンデのミドルシュートで土をつけられている。
今季3回目のクラシコ敗戦により、チャンピオンズリーグに続きメジャータイトルを逃した格好のマドリーだが、バルベルデは前を向く。マドリディスモの根幹たる“不撓不屈”の精神性を象徴する一人であり、ピッチ上で誰よりも献身的に走るウルグアイ人MFは『インスタグラム』を通じてメッセージを発信。たとえ何度つまずいても、勝利を目指していく姿勢こそが重要と説いた。
「また起きてしまった。そして間違いなく、これから何度だって起きることになるんだろう。それこそ僕たちが切り開いている道であり、何キロも進んだ後に、負けることがあるのは当たり前なんだよ」
「悲しいよ。怒りと無力さを感じている。僕は君たちの期待を裏切ったんだ」
「今季は困難なものになっている。フィジカル的にもメンタル的にも、とてもきついよ。だけど、僕はある日、決心をしたんだ。『この両足が動かなくなるまでやってやる』って。このクラブはそれ以下の努力にふさわしくないんだ」
「僕たちはまた戻ってくる。進み続けよう。僕はマドリーと、このクラブの人々に値するだけの敬意を払って、すべてを出し尽くす覚悟だ。歴史上最大の勝者であるこのチームでプレーする……その意味のすべてを引き連れて、ね」
「ありがとう」
翻訳=江間慎一郎




