Karim Benzema Real Madrid 2020-21Getty Images

レアル・マドリー、ベンゼマ2発&アセンシオ弾でセルタを撃破!首位アトレティコとの勝ち点差は「3」に

20日のラ・リーガ第28節、レアル・マドリーは敵地バライドスでのセルタ戦を3-1で制した。

今季ラ・リーガの残りは、あと11節。マドリーにとって思い出されるのは昨季、パンデミックによる中断明けからの11節で怒涛の10連勝を果たして優勝を飾ったことだ。その再現を目指したいジダン監督は、GKクルトワ、DFルーカス・バスケス、ヴァラン、ナチョ、メンディ、MFカセミロ、モドリッチ、クロース、FWバルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウスを起用している。

試合は、ポゼッション・フットボールを信条とするコウデ監督のセルタががっぷり四つの戦いを仕掛けてきたため、マドリーがその剥き出しの強さと巧さを存分に発揮。モドリッチとクロースのゲームメイクに前線から下がってくるベンゼマが絡む攻撃で、セルタ陣地に押し込んでいった。そうして先制点を決めたのは、20分のこと。クロースが左足で放った高精度のダイアゴナル・パスをベンゼマがペナルティーエリア内で受けると、素早く反転してから右足のシュートでネットを揺らしている。

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後方に引いてロングボールを蹴る相手ではなく、後方からボールをつないで攻撃を仕掛けるチーム相手には、やはりマドリーは抜群に強い。30分には、今度はハイプレッシングから追加点を記録する。クロースがタピアのボールを奪い、それを拾ったベンゼマが左足のシュートを決め切った。ベンゼマはこれがラ・リーガ17得点目。

順調に試合を進めていくマドリーだったが、40分には慢心からか、セットプレーでの守備で綻びを見せてセルタに1点を返されてしまう。ペナルティーエリア手前からのフリーキック、デニス・スアレスがペナルティーエリア内に送ったボールから、フリーとなっていたサンティ・ミナにヘディングシュートでクルトワを破られた。前半はマドリーの1点リードで終了する。

後半は一変して、セルタがボールを保持して攻め込む展開に。マドリーはボールを奪っても、すぐさま仕掛けられる強度あるプレッシングからボールを奪い返されて自陣に押し込まれる状況が続き、速攻に転じることができてもヴィニシウスらが最後の詰めで精度を欠いている。

優勢に試合を進めるセルタは62分、イアゴ・アスパスがミドルシュートでゴールをうかがうも、これはクルトワのセーブに阻まれる。対して、劣勢のジダン監督はクロースをアセンシオに交代して、中盤の構成をカセミロ、モドリッチ、バルベルデの3枚とした。だが、その後もセルタの猛威はおさまらない。82分には、イアゴ・アスパスの直接フリーキックが左ポストに当たり、マドリーはまたも肝を冷やすことになった。

その後もセルタの攻勢に苦しみ続けてアディショナルタイムを迎えたマドリーだったが94分、ベンゼマのお膳立てから最終ラインを抜け出したアセンシオがダメ押し弾を記録。同点に追いつかれるのではなく、リードを広げて試合を終えることに成功している。

公式戦ここ10試合を8勝2分と無敗で終えているマドリーは、翌日にレアル・ソシエダ戦を控えるバルセロナを勝ち点1差で上回って2位に浮上し、同じく翌日にアラベスと対戦する首位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差を暫定で3に縮めている。

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