9日のラ・リーガ第35節、レアル・マドリーはホームのアルフレド・ディ・ステファノでのセビージャ戦を2-2で引き分けた。
前日のラ・リーガ頂上決戦バルセロナ対アトレティコ・マドリーはスコアレスドローで終了。スペイン『マルカ』などが「カンプ・ノウで勝利したのはマドリー」と報じた通り、マドリーはこの試合に勝利すれば熾烈を極める優勝争いのポールポジションに立つことができる。ジダン監督はこの決定的な一戦でGKクルトワ、DFオドリオソラ、ミリトン、ナチョ、マルセロ、MFモドリッチ、カセミロ、クロース、FWバルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウスをスタメンで起用している。
何が何でも勝利がほしいマドリーではあるが、ラ・リーガ優勝争いに食い込む勢いを見せたセビージャは、やはり手強い。立ち上がりはロペテギ監督のチームが主導権を握る。組織的なプレッシングとパスワークで、マドリー陣地で試合を進めていった。
対するマドリーは12分、セビージャの一瞬の隙を突いてオドリオソラのクロスからベンゼマがヘディングシュートでネットを揺らす。が、これはオドリオソラのオフサイドによって取り消しに。そして22分、一瞬だけ1-0となり0-0に戻ったスコアは、流れからすれば妥当の0-1となった。セットプレーの流れから折り返されたボールをラキティッチが頭で落とし、これをトラップしたフェルナンドがシュートを決め切ってセビージャが先制している。
ビハインドを負ったマドリーはその後、少しだけパフォーマンスが上向くも、同点に追いつくまでには至らない。手にするチャンスはベンゼマ、カセミロのミドルレンジからのシュートにとどまり、0-1のまま試合を折り返した。
後半、さらにインテンシティーを上げて攻め込むマドリーだったが、依然として明確な決定機を手にできない状況は変わらない。ようやく絶好機を手にしたのは66分のこと。モドリッチの浮き球からクロースがペナルティーエリア内左に抜け出し、その折り返しにフリーのヴィニシウスが合わせたものの、枠内に押し込むだけのボールを押し込めなかった。ジダン監督は直後にマルセロ、モドリッチをグティエレス、アセンシオと代えた。
するとマドリーは、この交代策から1分も経たない内に同点弾を決めた。速攻からベンゼマのスルーパスを受けたアセンシオが右サイドを突破。背番号11は一度ペナルティーエリア手前のクロースにボールを預け、クロースからボールをリターンされると、左足のダイレクトシュートによってGKボノを破った。
ここから試合は行ったり来たりの攻守が激しく切り替わる展開に。そうして75分、運命の瞬間が訪れた。セビージャのCKの場面で、空中戦を競り合ったミリトンの腕にボールが当たり、その流れからマドリーが速攻を仕掛ける。ボールを持ち上がったベンゼマは、ペナルティーエリア内でボノに倒された。セビージャのPKか、それともマドリーのPKか……。映像を確認したマルティネス・ムヌエラ主審の判定は、セビージャのPK。キッカーのラキティッチがこれをしっかりと決め切り、アウェーチームが勝ち越した。
ジダン監督は80分にヴィニシウスとの交代でアザールもピッチに立たせ、同点、さらには逆転を目指す。そして94分、クロースが放ったミドルシュートがアザールの足に当たってコースが変わり、これが枠内に吸い込まれてスコアをタイに戻すことには成功。しかし逆転までは果たせず、ドローのまま試合終了のホイッスルを聞くことになった。
連勝を逃したマドリーは、勝ち点を75までしか伸ばせず。首位アトレティコ・マドリーに勝ち点2差、バルセロナと同勝ち点で2位につけ、自力優勝の可能性をつかむことはできなかった。またセビージャはマドリー&バルセロナと勝ち点4差で4位につけている。
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