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今季9戦13発エンバペ、ハットにも納得いかず…「5点決めるチャンスがあるならば5点決めないと。そのためにレアル・マドリーは僕を買ったんだ」

9月30日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2節、レアル・マドリーはアウェーでのカイラト戦に5-0で勝利した。ハットトリックを達成したFWキリアン・エンバペは、決定機をすべて物にできなかったことを悔やんでいる。

エンバペはこのカザフスタンのチームとの試合で、今季2回目のハットトリックを達成。前半にMFフランコ・マスタントゥオノが獲得したPKから先制点を記録すると、後半にはGKティボ・クルトワのクリアボールから敵陣を独走し、GKを眼前にループシュートを放って2点目を決める。さらに終盤にはFWロドリゴの横パスからグラウンダーのシュートを突き刺した。

エンバペは今季CL2試合5得点(通算60得点)、公式戦9試合13得点。1試合平均得点率1.44で、マドリーが今季公式戦、最大で63試合を戦うとして、現在のペースでゴールを積み重ねれば、何と90.72得点を決めることになる。

試合後、スペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じたエンバペは、今回はハットトリックでは物足りないとの感想を述べる。マドリーの背番号10は、あと2回あった決定機を決め切れなかったことを悔やんでいた。

「決定機を外して、怒りを感じるのは当然だ。僕みたいな選手が5回の決定機を迎えたならば、5ゴールを決めることを求める……いや、5ゴールを決めなくちゃいけないんだ。そのためにマドリーは自分のことを買ったんだからね」

「3ゴールはかなりいい。でも、もっと決められたはずだ。GKの前でより効果的なプレーを見せられるよう、努力をしていきたいと思う」

エンバペはその一方で、2-5の大敗を喫した前試合アトレティコ・マドリー戦にも言及。その屈辱の敗戦を忘れられる勝利だったかと問われると、こう返している。

「いやいや、この前のウィークエンドのことは絶対に忘れちゃいけない。そのウィークエンドで起こったことを考えながら、毎日、毎週にわたって、成長のために努力をしなければならない。あんな夜を、もう二度と繰り返さないためにね」

エンバペはまた、ホットラインを確立しつつあるMFアルダ・ギュレルと、2点目の起点となったクルトワについても触れた。

「アルダとは良い連係を取れている。彼は素晴らしい才能の持ち主で、クオリティーが高い。僕たちは彼の最高の力を引き出す助けになりたいんだ。彼がチームにいてくれて幸せだよ」

「2点目はクルトワのアシスト? 彼が意図して蹴ったかは知らない。でも、あれは80%が彼、20%が僕のゴールだね(笑)」

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