17日のスペイン・スーパーカップ決勝バルセロナ戦を延長戦の末に3-2で制したアスレティック・ビルバオ。この優勝を導いたのは、今月4日にアスレティック指揮官に就任したばかりのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督だった。アストゥリアス出身の指導者は、ずっと使用し続けている4-4-2のシステムで、見事バルセロナを打ち破った。
マルセリーノ監督はビジャレアル、バレンシアなどで4-4-2システムを使用した堅守速攻で結果を残し、アスレティックでも就任直後に偉業を成し遂げるに至った。しかし同指揮官はなぜ、これほどまでに4-4-2にこだわるのだろうか。その理由について、スペイン『Beinスポーツ』で説明していたことがある。
マルセリーノ監督曰く、4-4-2はほかのシステムよりも選手の特徴に依存せず、また2トップの方が3トップよりもフィニッシュフェーズで効果性があるとのことだ。
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「思うに4-4-2は、ピッチにあるスペースを均等に埋めることができ、特殊な選手をそこまで必要としない。違うシステムであればいくつかのポジションで特殊な選手が必要となるが、多くのチームにとってスタイルやプレー方法を決定づけるそうした選手たちを擁することは、財政的に難しい」
「2トップについては、中盤が1人少なくなってしまう難しさはあるものの、相手の守備ゾーンで2対2の局面をつくり出すことができる。今は多くのチームが3トップでプレーしているが、2対2の方が相手に迷いを生じさせられるんだ。どんなDFに聞いても、2人より1人を相手にする方がいいと言うよ」
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