マインツのスポーツディレクターを務めるクリスチャン・ハイデル氏が、トーマス・トゥヘル監督を解任したチェルシーの新オーナー、トッド・ボーリー氏を激しく批判したようだ。
今季開幕からプレミアリーグ6試合終了時点で3勝1分け2敗の6位にとどまったチェルシー。チャンピオンズリーグ(CL)でも初戦でディナモ・ザグレブに0-1で敗戦。チェルシーはこれらの結果によりトゥヘル監督の解任を発表していた。
過去にマインツでトゥヘル監督と一緒に仕事をしていたハイデル氏は、『BILD』に「今回の解任は、サッカー界への投資家に反対している人たちにとって格好の材料だ。純粋に投資家が決めたことだからね」と話し、以下のように続けた。
「サッカーを知らない人が、6位では物足りないと思って、『じゃあ、他の監督を試してみよう』と言ったのだろう。たった6試合しかしていないのに、それ以外の理由は考えられない。しかし、チェルシーはこの決断を痛烈に後悔するだろう。こんなに早く、こんなに良い監督を再び得ることはできないのだから」
クラブ買収に伴い、スポーツディレクターにも就任しているボーリー氏は、今夏の補強についてトゥヘル監督と衝突したと報じられている。ボーリー氏はクリスティアーノ・ロナウドの獲得を仲介していたが、監督が拒否したという。


