ここ6戦で2勝3分1敗と、本調子に至らず8位に位置するリヴァプール。相対するのは、4位と好調のブライトン。
ブライトンはチェルシーにポッター監督が引き抜かれ、シャフタールから就任したデ・ゼルビ監督の初陣に。三笘薫はベンチスタートとなった。
スコアを動かしたのはアウェイのブライトン。早々の4分、エリア内の混戦からトロサールが抜け出して左足を振り抜き、先制に成功した。
10分には右からのクロスからウェルベックがフリーでヘディングシュートを放つも、GKアリソンの正面となった。
勢いの止まらないブライトン。18分、アレクサンダー=アーノルドのトラップを奪ってから速攻を展開。最後は再びトロサールがネットを突き刺して追加点を奪った。
リヴァプールは31分、細かくつないでエリア内に侵入し、サラーがゴール目前でシュートを放つも、GKサンチェスの好セーブに阻まれた。
33分、スルーパスにサラーが抜け出してスペースに落とすと、フィルミーノが冷静なループシュート。一時はオフサイドの判定を受けるも、VARの判定でゴールが認められてホームチームが一点を返し、前半を折り返した。
54分、リヴァプールが試合を振り出しに戻す。カウンターから後半頭に投入されたディアスがドリブルで持ち上がりフィルミーノにラストパス。フィルミーノはキックフェイントからゴール右に流し込んで同点に追いついた。
さらに63分、リヴァプールの右からのコーナーキックが相手ディフェンスに当たってゴールに吸い込まれて逆転。
再びスコアを揃えたいブライトンは65分、グロースに変えて三笘を投入。直後からアレクサンダー=アーノルドをかわしてエリアに侵入するなど、攻撃の起点となる。
すると84分、三笘の左サイドのクロスからトロサールが合わせてゴール。トロサールはこの試合ハットトリックを決めた。
終盤まで息を飲む攻防が繰り広げられるも、両者ゴールには至らずに試合終了の笛。合計6発が生まれた激闘は引き分けに終わった。




