Goal.com
ライブ
Paco LopezGetty Images

レバンテに多大な貢献をしてきたパコ・ロペス、監督解任決定後の会見で涙…「用意してきたスピーチは読まない。あまりにも心が痛い」

レバンテ監督解任となったパコ・ロペス氏(54)が4日、退団会見に臨んだ。

パコ・ロペス氏は2017年夏に選手時代にも在籍したレバンテのBチーム監督に就任。2018年3月にフアン・ラモス・ロペス・ムニス氏の後任としてトップチームを率いると、最初の9試合で勝ち点22を獲得するなどしてラ・リーガ1部残留を達成した。その後も安定した成績でラ・リーガ中位にチームを導き続けた同氏は、レアル・マドリー、バルセロナ、アトレティコ・マドリー、そして地元の宿敵バレンシアというラ・リーガのビッグ4相手に勝利を奪うなど、ジャイアント・キリングを成し遂げる監督としても有名になった。

昨季にはコパ・デル・レイ準決勝進出も果たしたパコ・ロペス氏率いるレバンテだが、しかし今季ラ・リーガでは苦戦。第8節までの成績が4分け4敗と勝利が遠く、キコ・カタラン会長率いる取締役会は解任を決断した。パコ・ロペス氏は最終的にレバンテ史上最多となるラ・リーガ1部147試合で指揮を執り、さらに49勝41分57敗という成績で最多勝利記録も保持している。

解任を伝えられた翌日に会見に臨んだパコ・ロペス氏は、用意していたスピーチ文を読み上げようとしたが、「これは読まない」と宣言。ときに涙を流しながら、今、自身の胸にある気持ちを素直に口にしていった。

「これは読まない。私にとって辛い日だが、感謝をする日でもある。Bチームからここにたどり着いて、今季で5シーズン目だ。私が所属した共同体のファンの愛情を感じているよ。彼らはピッチ、また路上で私に大きな愛情を与えてくれた。彼らには、これまで通りにクラブを支えてくれることを願いたい」

「最高だった瞬間は? 幸運なことに多くの素晴らしい瞬間があった。1シーズン目は凄まじかったし、コパの準決勝までたどり着いた昨季もそうだった。かけがえのない瞬間を何度も経験させてもらったよ」

「これから? 少しだけ休んで、家族との時間を取りたいと思う。この職業は本当に消耗するもので、長い間子供たちにも会えていない。健康的にもそうする方が良いだろう」

「今、このときがレバンテでの最悪の瞬間とは思っていない。会長はこのニュース(解任)を私に伝える上で、大きく心を痛めていた。私たちコーチングスタッフは彼の決断を支持したい。フットボールにおいて理解できることだ。会長との関係はとても素晴らしかった。最初は敬意があり、その後には家族的な付き合いも通して愛情を養っていた。私は彼に感謝をし続ける」

「私は誇り高いんだ。ときに私たちは人間的な面を忘れてしまうが、しかし私はいつだってそれを大切にしてきた。難しいこともあったが、しかし何を心に残しているのかといえば、すべての選手が私に返答してきた言葉だった。これだけ厚い陣容で、決断を下していくのは決して簡単ではないんだよ」

「後任監督について? きっと素晴らしい選択をするのだろうし、私たちはそれを支持して、クラブがうまくいくことを願っていく。クラブは誰よりも上に位置する存在だ。決断を下すのは、クラブにとって最善であるからなんだよ。……しかし今、私はあまりにも心が痛い。私にとって、とても困難な日だ」

なお会見終了後、レバンテの番記者たちは拍手でもってパコ・ロペス氏の功績を称えるとともに、労をねぎらっていた。

広告
0