Chelsea-Kepa(C)Getty Images

「ケパは泣いていた」交代拒否騒動を元チェルシーGKコーチが振り返る

元チェルシーGKコーチが、ケパ・アリサバラガの交代拒否騒動を振り返ったようだ。

事が起きたのは2018-19シーズンのカラバオ・カップ決勝 マンチェスター・シティ戦。この試合で先発出場を飾ったケパだったが、試合途中に足を負傷してしまう。当時の指揮官であったマウリツィオ・サッリ監督は即座にサブGKウィリー・カバジェロの投入準備を始めたが、ケパが交代を拒否。終了までプレーを続け、さらに試合にはPKの末に敗戦し、騒動となっていた。

当時の元チェルシーGKコーチのマッシモ・ネンチ氏は、『デイリー・メール』での独占インタビューで同騒動を振り返り、ケパが前日に軽いケガをしていたにもかかわらず、試合に出場したと説明した。

「そして、試合中にアントニオ・リュディガーが彼にこう言ったのだ。待ってくれ、難しい局面だ。ケパはドクターと一緒にそこに留まり、ドクターは彼の状況は良好だと言っていた」

「ただ、我々は交代を進めた。なぜなら、カバジェロはPKセーバーでシティ(彼の元クラブ)に対して彼は完璧だったはずだからだ」

ケパが交代を拒否した理由については「ケパは、この交代がケガのためではなく、戦術的な理由であることを理解していなかったんだ」と、PK戦に向けた決定を下したコーチ陣との意思疎通が図りきれずに起きたすれ違いだったと明かしている。

「チーム全員がドレッシングルームで怒っていた。でも、まず言っておきたいのは、ケパはとても、とてもいいやつだということだ。そして自分のミスを認識したとき、彼は泣いたんだ」

「彼は"申し訳ない、ミスター(サッリ監督)。すまない。理解できていなかったんだ "と言っていたよ」

翌年にセネガル代表GKエドゥアール・メンディが加入し、出場機会が激減したケパ。しかし、今シーズンのケパは、メンディの負傷もあり出場機会が増加。これまでリーグ戦15試合に出場し、11失点と7つのクリーンシートを記録している。

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