明治安田生命J1リーグは14日に第13節が開催され、鹿島アントラーズと名古屋グランパスが対戦した。
『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』として国立競技場で開催される本試合。オープニングセレモニーでは、RADWIMPSとZORNがスペシャルゲストとして来場。Jリーグ開幕30周年を記念して制作したアンセム『大団円』をライブパフォーマンスにて初披露した。
ここ4試合連続で完封勝利を収め、復調の兆しを見せる鹿島。対する名古屋も9戦負け無し。好調を維持する両者が激突。
試合は鹿島が鈴木優磨と知念慶のゴールで勝利。破竹の5連勝、5試合連続の無失点勝利を飾っている。
試合後、鹿島の岩政大樹監督が記者会見に出席。クラブ史上初となる無失点の5連勝について「記録をことさらに扱うと止まってしまうところがありますので…(笑)そこについてはあまりコメントしないでおこうと思います」と、ユーモアを混じえてコメントした。
「1つ1つ勝っていくという意識になって、それがずっと続いてるので、あんまり5連勝したっていう感覚はないんですけど。 今も実際まだ上に近づいては来てますけども、まだ届いてないので、まだまだって意識しかないですね」
「上位のチームはここまで勝てていなかったので、今日はプレッシャーを掛けていました。これを打ち勝つことで、新しい歴史を築く一歩になると伝えていましたね。彼らはそれを乗り越えてくれました」
また『Jリーグ30周年記念スペシャルマッチ』となった国立競技場でのホームゲームについても言及している。
「空気感はいつものものとは違いましたね。入っている人数も全然違っていましたし。非日常的な雰囲気でした。今日の勝ちは自分たちの中でも自信になるものだったと思います。30周年ということで、また新たに踏み出せたという気持ちです」
『新しい鹿島』を作るというテーマを掲げながら戦っている今シーズン。岩政監督が、現状の現在地について語っている。
「僕は最初から、既製品を作るのではなく、オーダーメイドで、選手たちに合ったチームを作っていくと伝えていました。今の選手たちに合った形をずっと模索してきていて、ようやく見つかりつつあるところです。今は微妙なところを少しずつ付け加えていっています。タイトルが取れるようなことがあれば更に強くなるというのも僕は選手として経験してます。今のチームの完成を目指していけば、タイトルの可能性も見えるチームになると思っています」