Juventus(C)Getty Images

財務違反も急展開!ユヴェントス、勝ち点「15」剥奪が取り消しに。処分不当を暫定的に承認…7位からCL圏3位に浮上

勝ち点15を剥奪されていたユヴェントスの処分が、暫定的に取り消されたことが『GOAL』の取材により判明した。

ユヴェントスはコロナ禍において経費削減を目指し、キャピタルゲインを偽造が疑われ、セリエAの財務検察は選手の給与をおよそ9000万ユーロ(約126億5000万円)節約するために多くの財務違反を犯したと判断していた。

そしてイタリアサッカー連盟(FIGC)の連邦控訴院は1月、ユヴェントスに勝ち点15剥奪のペナルティを科すことを決定。また、幹部11名には制裁が下され、パラティチは30か月、アニェッリには24か月、パヴェル・ネドヴェドには8か月の活動禁止処分が科されることに。

しかし、ユヴェントスは不正を否定して控訴。イタリアオリンピック委員会(通称CONI)内のイタリア最高スポーツ裁判所に訴えていた。

そしてCONIは20日、ユヴェントスの控訴は退けるも、勝ち点15の剥奪は根拠が薄いとしてFIGC控訴裁判所に見直しを求めて差し戻すことを判決。ユヴェントスの勝ち点15が暫定的に回復することが決まった。

ただ、この取り消しについては暫定的なもので、1カ月以内に控えているFIGC連邦控訴院による再審によっては処分が戻る可能性も。現時点では、ユヴェントスは新たな処分を待つ状態となっており、審査が長引けば、来シーズンの勝ち点に影響を及ぼす可能性も取り沙汰されている。

今回の判決により、ユヴェントスは7位からジャンプアップして3位に躍り出ることに。勝ち点59となり、勝ち点56位で4位に位置するローマを抜いてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内に躍り出ることとなった。

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