カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のサウジアラビア代表vs日本代表が、8日にサウジアラビアで行われた。
9月の最終予選2試合を1勝1敗終えて、グループBで4位スタートとなっている日本。10月のシリーズでは、いずれも連勝している2位・サウジアラビア、首位・オーストラリア代表との連戦を戦う。
現地時間7日のサウジアラビア戦はアウェイで開催。W杯本大会の切符をつかむために極めて重要な位置の一戦に向けて、森保一監督は前日のメディア対応で「(欧州と比較して)時差がない部分では選手の身体への負担やメンタルの負担は軽減されている」と説明しつつ、「オマーン戦前よりも強度を上げて練習しました」と明かした。
そして、スタメンにはDF吉田麻也、冨安健洋、MF遠藤航らを順当に起用。9月の活動では負傷の影響で出場できなかったリヴァプールMF南野拓実も先発入りし、MF伊東純也が累積警告により出場停止となっている右サイドにはFW浅野拓磨が入った。ワントップにはエースFW大迫勇也が据えられている。
試合の立ち上がり、浅野のスピードを生かした素早い攻撃を繰り出そうとする日本に対してサウジアラビアは強度の高い守備からパスを繋いでサイドに揺さぶりをかける。日本はそれほど高い位置からはプレスにいかず、中盤をコンパクトに保って攻めどころを探っていく。
6分にはサウジアラビア陣内中央左付近の距離のある所から柴崎が右足の強烈なシュート。GKモハンメド・アルオワイスに弾かれたものの積極的な姿勢でゴールを脅かした。反対に12分にはサウジアラビアが日本陣内中央付近でFKを獲得。極めて速いクロスに反応したアブドゥラー・マドゥにボックス内で頭で合わせられるピンチがあったが、GK権田修一が阻んで難を逃れる。
柴崎が頻繁にボールに触れてリズムを作ることで徐々に日本が支配力を高める17分、右サイド高い位置でルーズになったボールを追った酒井宏樹にA・マドゥが深いスライディング。先にボールに触れていたためにファウルにはならなかったが主審から注意を受ける。
24分には冨安のパス一本で右サイド深い位置に抜け出した浅野がクロスを供給。ボックス左で待ち構えていた南野がヘディングシュートを浴びせたがGKモハンメド・アルオワイスが立ちはだかる。29分にも日本のカウンターから鎌田が2CBの間を通す高精度スルーパス。抜け出した大迫が絶妙なトラップで一対一の絶好機を迎えたが、またもGKモハンメド・アルオワイスに軍配が上がった。
さらに37分、右サイド高い位置でボールを持った酒井が高速クロスを蹴り込む。飛び込んだ大迫がシュートを放ったが枠を外れていく。前半終盤には日本のボックス手前で競り合った長友佑都とサレハ・アルシェハリが激しく交錯。両選手ともにすぐには起き上がれない状態となったが、互いにピッチ外で治療を受けた後にプレーに復帰した。
チャンスがありながらもネットを揺らすことができない日本だったが、サウジアラビアにも得点を許さずにスコアレスで試合を折り返す。選手交代なしで迎えた後半はサウジアラビアがギアを上げ直してピッチを広く使おうとするものの日本もバランスを崩さずにしのぐ。
50分には柴崎がピッチ中央付近でボールを奪われたところからサウジアラビアがカウンター。ボックス左のアブドゥルラフマン・ガリーブに良い体勢でシュートを放たれたがGK権田がチームを救うファインセーブを見せた。
劣勢模様となっている日本は58分に選手交代を敢行。南野と浅野に代えて古橋亨梧を左サイド、原口元気を右サイドに配置する。ここから日本は後半立ち上がりと比較して押し上げられるようになるがチャンスを作るには至らない。
70分にはボックス手前中央でボールを持ったアブドゥレラー・アルマルキが左足を強振。これは枠を外れたものの71分に日本にとって最悪の展開が訪れる。柴崎のバックパスに反応した途中出場のフェラス・アルブリカンがインターセプトしてそのままボックス左へ。GK権田のセーブも及ばずサウジアラビアに先制を許した。
森保監督は直後に交代カードを切る。柴崎と鎌田に代えてオナイウ阿道と守田英正を送り出してストライカーの枚数を増やす。しかし、リードするサウジアラビアの落ち着いた守備に阻まれてなかなかチャンスを作ることができない。
終盤には原口のボックス手前右からのクロスに飛び込んだ古橋が合わせていくがGKモハンメド・アルオワイスがセーブ。試合はサウジアラビアがリードを保ったまま終了の笛を迎えた。
日本は最終予選3試合で1勝2敗の勝ち点3。グループ上位2位にストレートで与えられるW杯出場権を手にするうえでは、サウジアラビアと勝ち点差6、今節消化前のオーストラリアと勝ち点差3と厳しい状況となっている。
勝利のみが求められる次戦のオーストラリア戦は、12日にホームで行われる。
■試合結果
サウジアラビア代表 1-0 日本代表
■得点者
サウジアラビア:フェラス・アルブリカン(71分)
日本:なし
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