日本代表は2日、5日に行われる2026年ワールドカップ（W杯）アジア最終予選・中国代表戦に向けて始動。3日にトレーニング2日目を迎えた。先月29日にアジア最終予選に臨む代表メンバーを発表した日本代表。三笘薫と伊東純也がアジアカップ以来となる招集で約7カ月ぶりの代表復帰を果たしただけでなく、川崎フロンターレの高井幸大、FC町田ゼルビアの望月ヘンリー海輝が初の代表入り。また、元日本代表主将であり、昨季終了後にフランクフルトで現役を引退した長谷部誠氏が今回からコーチとして帯同している。
16人で始動した初日から、2日目は全員が合流。全選手がスパイクを履いてのトレーニングに参加している。練習後には囲み取材に応じた伊東が、日本代表復帰について言及した。
約7カ月ぶりの帰還。伊東は開口一番「本当に嬉しいですし、チームに貢献したいなという気持ちでいます」と喜びを口に。招集されていなかった期間については「（チームメイトの）中村敬斗が代表に入ったりしていて、シンプルに応援していました。自分としても夏に初めて代表に入らなかったオフシーズンだったので、少しゆっくり過ごしていた」という。
週刊誌の報道によって招集が見送られていた期間、森保一監督は伊東について「彼を守るため」と選外の理由を説明してきた。伊東自身は監督と「うまくコミュニケーションをとっていた」と明かし、監督への感謝を語った。
報道によるアジアカップ離脱には「悔しい思いはあった」という。その中で「チームとして戦っているので、納得して離脱しました」と当時の心境も話した。晴れて7カ月ぶりに日本代表のエンブレムを胸に。「ほっとはしましたね。区切りがつかないといろいろ難しい部分あると思う」と胸中を明かしたものの「今はもう最終予選」と強調。気持ちを切り替え、中国戦に向けて意気込んだ。
「まずは、チームのために貢献することしか頭にないです。一戦目からしっかり勝って、いい状態で臨んでいければよりいいかなと思っています」