日本代表MF南野拓実がオーストラリア代表戦に向け、チームの守備意識について語っている。
15日に2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する日本代表。アウェイ・サウジアラビア代表戦(2-0)を終え、日本でのトレーニング1日目を迎えた。
練習後に南野が囲み取材に対応し「サウジアラビアでのアウェイ戦で勝つということが山場の1つで、僕たちもそこで結果を出したいと思っていました。それを達成することができて素直に嬉しいです」とサウジアラビア戦を振り返りつつ、「でも、とはいえ前回の最終予選もそうでしたけど、やっぱり決まるまで何も安泰ではないと思いますし、もう1度こうチームとして締め直すことが必要」と予断を許さなかった。
サウジアラビア戦では、1点をリードした27分に最大4人が飛び込むシュートブロックを3連続で見せたシーンが話題に。守備陣だけではなく、攻撃に役割を重きに置いている選手たちの守備意識の強さについて報道陣から問われると、「本当にみんなが守備の意識が高い」と認め、自身の見解を語っている。
「前の選手も自陣まで戻ることをいとわないし、僕自身も自分のマーカーが最終ラインまで走っていったら…受け渡すこともできるけど、自分が責任感を持って最後までついていかないといけない状況っていうのは起こりうる。そういうところは漏れないようにしっかりチームのために走ってっていうのは意識しています」
そして、シュートブロックの場面についても「多分シュートブロックのところとかも見たと思うんすけど、みんながああやって守備でも相手に食らいついていくっていうところがあるからこそ、厳しいアウェイの戦いでも勝てたと思う」と言及。そして、この意識を「ベースにしていきたい」と意気込んだ。
開幕3連勝の日本代表はグループCで単独首位をキープ。史上初の同予選3試合連続無失点も達成した中で、オーストラリア戦を迎えることとなる。

