レアル・マドリーに所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマとフランスサッカー連盟(FFF)の間にある溝はまだ深いようだ。スペイン『アス』が伝えた。
今シーズンのラ・リーガで37試合21ゴール8アシストの成績を収めただけでなく、レアル・マドリーでは長年にわたり最前線で必要不可欠な存在として君臨してきたベンゼマ。しかし、フランス代表においては2016年のユーロ前にマテュー・ヴァルブエナを恫喝した事件への関与が疑われ、追放されることとなった。
ベンゼマは2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)メンバーからも落選。その際には「戦術的な理由」との説明がなされたが、その一年後にFFFのノエル・ル・グラエ会長が直々に「彼のレ・ブルーでの時間は終わった」と追い打ちで代表引退を突き付けていた。
しかし、今シーズン終了後に『RMC Sport』のインタビューに応じたル・グラエ会長は「(今シーズンのベンゼマが)ベストだったかって?すべての試合を見たわけではなく、私が判断することでもないが、彼はキャリアの中で最高のシーズンを過ごした」と発言。歩み寄りを見せていた。
とはいえ、ベンゼマはまだまだ和解したとは感じていないようだ。ル・グラエ会長の発言を受けてSNSを更新したベンゼマは「笑ってしまいそうだ」と短く反応。皮肉めいた形で呆れの感情を示している。
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