22日、カタール・ワールドカップ（W杯）はグループD・第1節が行われ、フランス代表とオーストラリア代表が対戦した。
前回のロシアW杯を制したフランス代表。ポグバやカンテの主力が負傷で招集出来ず、さらには招集した今シーズンのバロンドールを獲得したベンゼマやエンクンク、キンベンペも負傷で離脱。不運に見舞われた状況で初戦を迎えた。
フランス代表はCBにサプライズ招集となったコナテを抜擢。ウパメカノとコンビを組む。前線はエンバペ、グリーズマン、デンベレにジルーと豪華布陣が並んだ。
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試合はまさかの展開に。前半早々の9分、レッキーがL・エルナンデスをまた抜きでかわしてクロスを入れる。反応したグッドウィンがファーで押し込み、オーストラリアが先制に成功した。
フランスはこの失点シーンでアクシデントが発生。かわされたL・エルナンデス がピッチに倒れてうずくまる。膝を押さえ込んで起き上がることが出来ず、チームメイトが交代を要求。弟のT・エルナンデスが投入された。
27分、フランスが反撃。T・エルナンデスの左からのクロスをラビオがドンピシャのヘディング。前回大会王者が試合を振り出しに戻す。
さらに32分、オーストラリアのビルドアップをカットしてフランスが速攻。その展開からエリア左でラビオが折り返し、ジルーが押し込んで逆転した。
後半に入り68分、デンベレの右からのクロスを、エンバペが頭できっちり合わせてネットを揺らして追加点。エースにも得点が生まれる。
直後の71分には、エンバペが左サイドを切り裂いてクロス。エリア内で待っていたジルーが頭で押し込み、この日2点目を決めた。
フランスはその後、危なげない試合運びを見せて試合終了の笛。オーストラリアに4-1の逆転勝利を飾り、スタートダッシュに成功した。
