2020-12-01 Inui Takashi EibarGetty Images

エイバル、アラベスに逆転負けで降格圏に近づく…先発の乾貴士は監督が絶叫する決定機逸

23日のラ・リーガ第15節、エイバルは敵地メンディソロサでのアラベス戦を1-2で落とした。先発出場のMF乾貴士は60分に交代し、FW武藤嘉紀はハムストリングの負傷で欠場している。

乾が半シーズン在籍したアラベスのホームに乗り込んだエイバルは、開始5分という早い段階で先制。ペドロ・レオンが右CKを蹴ると、これがそのまま枠内に向かいGKパチェコに当たってから枠内に収まった。

乾をトップ下とする4-2-3-1のエイバルは、その後もチャンスを迎え続けるが、決めきれない状況が続く。21分にはブライアン・ヒルのパスをペナルティーエリア内左で受けた乾が、巧みな切り返しでシュートコースをつくってボールを叩いたが、すっぽ抜けたかのように枠の右に大きく外れる。この決定機逸にメンディリバル監督は、瞬時に目を閉じて天を仰ぎ、何か叫び声をあげるなど失望を隠せず。その人柄に愛情と戦術面の働きに信頼を寄せながらも、攻撃面でアグレッシブさと決定力を欠いている常々指摘してきた日本人MFに抱える気持ちを表していた。

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リードを広げられないエイバルは、前半の終盤にそのツケを払うことに……。まず40分、速攻からエドガルの同点弾を許すと、その5分後にはクロスの流れからデイベルソンにスコアをひっくり返された。

後半、ビハインドを負ったエイバルはアラベスの守備ブロックをなかなか崩せず。ハーフタイムにペドロ・レオンとセルヒオ・アルバレスをケビンロドリゲスとディオプに代えていたメンディリバル監督は60分に3枚目の交代カードを切り、乾を下げてレシオをピッチに立たせている。しかし、その後も攻めあぐねる状況は変わらないばかりか、アラベスに速攻から何度も決定機を許すなど思うような試合運びを見せられず、結局1点差のまま終了のホイッスルを迎えることになった。

勝ち点を15から伸ばせなかったエイバルは、降格圏18位バジャドリーと勝ち点1差で17位に位置している。

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