Dele-Ali(C)Getty Images

「6歳の時に性的虐待を受けた」デレ・アリ、壮絶な幼少期を涙ながらに告白「7歳でタバコを吸い始め、8歳でドラッグの売買を始めた」

エヴァートンMFデレ・アリが幼少期に受けた虐待を明かした。

若くしてイングランド期待の才能の1人とされていたアリ。2018年ワールドカップで準決勝に進出したイングランド代表の一員としてプレーし、2019年にはトッテナムのチャンピオンズリーグ決勝進出に貢献。しかし、その後調子を落とし、2022年2月にトッテナムを離れてエヴァートンに移籍。昨シーズンはトルコのベシクタシュにレンタル移籍していた。

アリは『Sky Sports』の番組『The Overlap』に出演。”Now is the time to talk(今こそ話す時)”というテーマで元イングランド代表DFギャリー・ネヴィル氏と対談。自身のこれまでのキャリアを振り返った。

近況については「トルコから戻ってきたとき、手術が必要だとわかったし、精神的にも悪い状態だった」と明かす。現在27歳のアリは、睡眠薬中毒とメンタルヘルスの問題で6週間のリハビリ生活を送り、3週間前にリハビリを終えていた。

「僕は精神的な健康のために現代のリハビリ施設に行くことにしたんだ。彼らは中毒、メンタルヘルス、トラウマを扱っている」

「自分のための時間だと思ったんだ。あのような場合、行けと言われて行くことはできない。自分で知って、自分で決断しないとうまくいかない。僕は悪いサイクルに陥っていた。自分を害するものに頼っていたんだ」

「毎日目覚め、笑顔でトレーニングに臨み、幸せそうな表情を見せながら、内心では間違いなく戦いに負けていた。それを変える時が来たんだ」

そして、話題は過去の話に。「若いころには、自分でも理解できないようなことがたくさんあった」と12歳で養子に出されるまでの壮絶な幼少期を告白。「僕はは6歳のときに、母親の友達に痴漢(性的虐待)に遭ったんだ…その人は母親がアルコール依存症だったから、家によく来ていた人でね」と涙ながらに話し始め「その後、しつけのためにアフリカに送られた」という。その後も、信じられないような経験をしていたことを明かし続けた。

「7歳でタバコを吸い始め、8歳でドラッグの売買を始めた。年上の人に、自転車に乗った子供は捕まらないと言われたから、サッカーボールを持って走り回り、ドラッグを手に入れた。それが8歳の時だ」

「11歳のとき、僕は隣の団地の男に橋から吊るされた」

「12歳で、養子に出されたんだ。それからは、さっき言ったように、素晴らしい家族の養子になった。神様が人を作ったとしたら、それは彼ら(家族)なんだ」

広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0