ガーナ代表MFクリスティアン・アツの遺体が母国へ帰国するようだ。
18日、トルコ・シリア大地震によって行方不明となっていたガーナ代表MFクリスティアン・アツの死亡が確認。31歳だった。
ガーナ外務省の発表によると、アツの遺体は現地時間19日にガーナに空輸されるとのこと。19日朝に発表された声明の中で、同省は次のように説明している。
「ガーナ政府は、元ブラックスターズ選手の故クリスチャン・アツの遺体を受け取る手配をしている。遺骨は、彼の家族および駐トルコ大使とともにトルコ航空のフライトに搭乗し、2023年2月19日(日)午後7時40分にアクラに到着する予定である」
今月6日午前、トルコ・シリアの国境付近でマグニチュード7.8の地震が発生。これまで4万人を超える死者数が伝えられるなど壊滅的被害が出ている大地震の犠牲になったアツ。同選手の兄と姉が救出現場にいたことも確認されている。
アツの妻と3人の子供たちは、元所属クラブであるニューカッスル・ユナイテッドとリヴァプールの試合に出席。会場では1分間の拍手で哀悼の意が表された。
ポルトユースからトップデビューしたアツはこれまで、リオ・アヴェ、チェルシー、フィテッセ、エヴァートン、ボーンマス、マラガ、ニューカッスル、アル・ラーイドに在籍。2022シーズンからトルコ1部リーグのハタイスポルに所属していた。2012年にデビューしたガーナ代表としては65試合に出場して10ゴールをマークしたが、31歳の若さで帰らぬ人となってしまった。
