ラ・リーガの審判が、バルセロナのスキャンダル疑惑に苦情を申し立てたようだ。
先日、2003年から2018年にかけて、当時の審判技術委員会(CTA)副会長エンリケス・ネグレイラ氏とその息子が保有していたDASNIL95社に総額650万ユーロ(約9億円)を支払ったことで、贈収賄疑惑にかけられているバルセロナ。
また、2016年から2018年にかけて、審判技術委員会(CTA)の元副会長であるホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏に最大140万ユーロ(約2億円)を支払った疑いが浮上していた。
カタルーニャ出身のレフェリーで、2009年にラ・リーガデビューし、2011年からはFIFA公認の正会員審判として活動2021年以降はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を務めるチャビエル・フェルナンデス氏。同審判は、ネグレイラ氏とその息子に対して刑事告訴を行ったとのこと。『TV3』よると、フェルナンデス氏はバルセロナの捜査裁判所に訴状を提出し、2人をスポーツ汚職で訴えたという。
フェルナンデス氏は、リーグの審判の名誉を守るために、この事件を調査するよう求めている模様。現状では、審判技術委員会はネグレイラ氏とその息子に対して、まだ正式な訴状を提出していない状況だった。
バルセロナは、2016年から2018年にかけて行われたとされる告発を真っ向から否定。さらに、この報道は、現在リーグ1位となっているクラブを不安定にしようとするライバルの試みに過ぎないと主張している。


