PedriGetty Images

フィジカル全盛の現代フットボール、なぜぺドリは輝けるのか?「違うところで差を埋めればいい。思考のスピードで上回ればいいんだ」

バルセロナMFぺドリが、体格的なハンデをいかに克服するかを語っている。

フィジカル全盛の現代フットボールにおいて、体格的に優れているわけではないながらも、強烈な輝きを発するぺドリ。昨季は圧倒的なテクニックに基づくゲームメイクと、ツボを押さえたボール奪取でバルセロナの攻撃を司り、“世界最高のMFの一人”に数えられている。

肉弾戦の様相を呈することが多い現代フットボールの中盤で、ぺドリはなぜ体格的なハンデをものともしないのだろうか。『フランス・フットボール』とのインタビューで、そのことを問われたスペイン代表MFは、自身にはフィジカルに勝る武器として、思考のスピードがあると説いている。

「確かに、体格が良い選手たちと比べれば自分は劣っている。だけど、違うところでその差を埋めるようにしているよ。例えば、ほかの選手よりも速く考えるようにすれば、思考においては有利に立つことができる」

ぺドリは、他の選手を上回るために努力を惜しまない選手でもあるようだ。

「真剣に取り組むべき場面では、いつも自分が一番最初にそうなる。僕は練習や厳しい努力が好きなんだ。それが試合で違いを生み出すことになるって知っているからね」

その一方でぺドリは、自身の生まれ故郷であるカナリア諸島のテネリフェ島が、ブラジルのように創造性が育まれる土地柄と語っている。

「自分が、まるでブラジル人選手のようだと感じているよ。ブラジルのフットボーラーはいつも笑っていて、ストリートやビーチで楽しむためにプレーする。それはカナリア諸島のフットボーラーも同じだ。僕たちも自分がいたいと感じている場所で、楽しみながらプレーするんだよ」

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