ラ・リーガのハビエル・テバス会長が、バルセロナの今夏の補強は不可能だと主張したようだ。
昨夏、約1億5000万ユーロ(約217億円)を投じて大型補強を遂行したバルセロナ。テバス会長によると、バルセロナは短期的に収入を増やすために一連の"経済的レバー"を引いたにもかかわらず、ラ・リーガの財務規定を満たせなかったという。
バルセロナは昨年夏に将来のテレビ放映権の売却するなどして物議を醸していた。現在これが年間売上高の5%を占めているとのことで、ラ・リーガはこの数字が高すぎると判断し、リーグの規定から外れている模様だ。
テバス会長はロンドンでの会見で「我々はこの冬、バルセロナに選手と契約させなかったし、今年の夏も選手と契約することはできないだろう」と補強禁止を断言した。
「彼らはレバーを引いて売上高の5%を得た。他のクラブでは、それが問題になることもある。我々はすぐに行動して自主規制を行った。5%を占めるレバーを作ることはできない」
テバス会長はまた「リーグにとって非常に重要なクラブであるバルセロナに、経済的な問題で目をつぶるのであれば、リーグそのものに悪影響を与えることになる」とバルセロナに経済的な例外を認めさせるのは不公平だとも発言している。
バルセロナは今夏にクラブのレジェンドであるリオネル・メッシの復帰に乗り出していると噂されているものの、現時点では厳しいのかもしれない。


