バルセロナは17日、MFイルカイ・ギュンドアンの入団会見を開いた。
マンチェスター・シティとの契約が切れ、フリーでバルセロナに入団したギュンドアン。32歳のベテランMFはバルセロナに入団を決断した理由として、チャビ・エルナンデス監督の存在、そして自分自身に新たな挑戦に臨む欲求があったことを挙げている。
「特にチャビにお礼を言いたい。彼と初めて会話をして、すぐさま良い感触を得られた。ここに来ることが正解なんだと思えたよ。違う国、違うリーグで自分を示せるなんて素晴らしい。そう、僕にとっては、すべてが新しいんだ。まあ、チームのプレー自体は似ているところもあるだろうが、でも新しい国、新しい文化に馴染むのは簡単じゃない。そして、それこそが僕がここにいる理由となるなんだよ」
「僕は挑戦が好きだ。こうした年齢になったけど、まだまだ貢献できることがある。チームを新しいレベルに到達させる助けになれるはずだよ。若手と経験豊富な選手たちのミックスは完璧なことだと思う。これから、そのことを示さないとね」
「素晴らしい気分だ。自分にとって、そして家族にとっても誇らしい日になった。このクラブの一員になれるなんて本当に誇らしい。僕にとっては若い頃からの夢だったんだ。何度かその夢に近づき、もうほぼほぼ叶える寸前までいったけど、実現しちゃいけないことのようにさえ思えたよ」
ギュンドアンはチャビ監督と話した内容についても少し説明している。
「彼からは明確なアイデアを伝えられた。僕たちがどうプレーしなければいけなのかをね。それはシティのプレーにかなり近いものだった。チャビとグアルディオラはやっぱり同じ流派なんだ」
「チャビの距離を近づける方法にその誠実さ、率直さ、それと自分の性格……。僕は彼の中に僕自身を見出した。似ているところがたくさんあるし、最初のやり取りから僕たちはしっかりと繋がったんだ。僕は彼の言葉に説得されたんじゃない。そうじゃなくて、それをどう言ったか、ってことなんだよ。今、僕はここにいる。もう、完全に幸せだね」
また恩師でありマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督に退団を告げた瞬間も述懐した。
「電話で話をした。僕たち二人とも、もうバケーションを過ごしていたしね。最初に知る人物は彼でなくてはいけなかったし、僕から直接伝えたかったんだ」
「彼に電話をして、すべてを説明した。僕やクラブにしてくれたすべてのことに感謝をしたよ。彼は悲しんでいるみたいだったけど、それと同時に、少しだけ幸せも感じているみたいだった。彼が幼少期からずっと愛してきたクラブに僕が移籍することにね」
「彼は誇らしい様子で僕の幸運を祈ってくれた。僕たちの試合を見てくれるはずだし、クラブや町のことなど困ったことや相談したいことがあったら、いつでも連絡をしろとも言ってくれたよ」
昔からバルセロナのことが好きだったというギュンドアンだが、アイドルは誰だったのだろうか。
「ロナウジーニョがバルサでプレーしていた頃を思い出すよ。自分と似ている選手ではないれけど、大好きだった。自分が称賛していた人たちについて話すとなれば監督のこと、チャビのことに言及しないわけにはいかない。彼とイニエスタとブスケツのことにはね。ブスケツは僕とタイプが違うけど、本当に必要不可欠な選手だ。僕はゴールを決めることでもチームを助けられる。ただ重要なのはチームがプレーをして、勝つことにほかならないんだよ」
その一方で、バルセロナの宿敵レアル・マドリーがFWキリアン・エンバペを獲得するかどうかについて問われると、こう返している。
「バルサの選手にとってはマドリーに勝つだけでもう特別な喜びだ。あっちで何が起こっていても、僕たちにしてみれば知ったこっちゃないんだよ。自チームが勝利をつかむのは自分自身を見つめるときであり、ほかのチームと比較するときじゃない。ほかの場所で起こっていることは重要なことになり得ない」
ギュンドアンはバルセロナの未来を担うとされるMFペドリ、MFガビに道を指し示す選手になることも期待されている。
「2人は素晴らしい。とても若く、まだまだ伸び代がある。自分は成功のほか失敗だって経験してきた。失敗こそが糧にすべきことなんだよ。いつだって上に行けるわけじゃなく、ときには立ち止まることだって必要だ。きっと僕は彼らの助けになれると思う」
今季のバルセロナは、2シーズン連続でグループステージ敗退を喫したチャンピオンズリーグで勝ち進むことを目標としている。昨季同大会で優勝を果たしたギュンドアンの経験は重要なものとなりそうだ。
「チャンピオンズはほかとは一線を画す魔法のような大会だ。あれに勝つのは本当に難しい……。シティだって何年も本命であり続けてきたんだけどね。決勝まで進んで、そこで勝つためにすべきことは前もって理解できる。でも、あの大会は自分たちでコントロールできないことがあり過ぎるんだよ」
「それでも、僕はチームに良い影響を与えられると思っている。運も伴えば優勝を果たせるはずさ」


