Messi Levante Barcelona 11052021Getty

バルセロナ、絶対に勝つべき試合でまたつまずく…レバンテと3-3ドローで暫定でも首位に立てず

11日のラ・リーガ第36節、バルセロナは敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦を3-3で引き分けた。

前々節グラナダ戦(1-2)、前節アトレティコ・マドリー戦(0-0)と二度にわたり首位に立つチャンスを逃してきたバルセロナ。そのために優勝を自分たち次第にできなかったものの、それでもこの試合に勝利すれば暫定でも首位には立つことができる。クーマン監督はGKテア・シュテーゲン、DFアラウホ、ピケ、ラングレ、MFブスケッツ(前節に頭部を負傷したためフェイスガード着用)、デンベレ、デ・ヨング、ペドリ、ジョルディ・アルバ、FWグリーズマン、メッシを先発で起用している。

ここ5試合勝利なしと調子を落とすレバンテ相手にバルセロナは立ち上がりから主導権を握る。そして25分、均衡を破るべき、違いを生み出すべき選手がゴールを生み出した。そう、メッシだ。左サイド深くまで侵入したJ・アルバがファーにクロスを送ると、そこでフリーで待ち構えていた10番は、倒れ込みながら左足の足首部分にボールをミートさせてネットを揺らした。メッシはこれが今季ラ・リーガ29得点目。全公式戦では37得点と欧州5大リーグでムバッペ&ハーランドと並んでいる(1位はレヴァンドフスキの46得点)。

スコアを動かしたバルセロナは34分に仕掛けた速攻からリードを広げる。メッシのスルーパスからデンベレがペナルティーエリア内右に侵入。その自慢のスピードでドゥアルテとの走力勝負に勝ってクロスを送り、ペドリが滑り込みながらボールを押し込んでいる。前半はそのまま終了。クーマン監督はアラウホをセルジ・ロベルトと交代した。

そして迎えた後半、バルセロナは緩慢さが目立つようになり、わずか3分間で2失点を喫する。まず57分、ミラモンの上げたクロスからS・ロベルトとの競り合いに勝利したメレーロにヘディングシュートを決められると、さらに60分にはS・ロベルト、ブスケッツ、メッシとつないだビルドアップのミスから速攻を許してモラレスにボレーシュートを叩き込まれた。

首位に立つ3度目のチャンスも逸するかと思われたバルセロナだが、一瞬で同点に追いつかれれば、勝ち越すのも一瞬だった。2失点目から4分後、ペナルティーエリア手前でグリーズマンがボールを失うと、それを拾ったデンベレがミドルシュートを放ち、GKアイトール・フェルナンデスを破った。

クーマン監督はその後、ペドリをミンゲサに代えてシステムを4バックとして、さらにグリーズマン、デンベレも休ませてデスト、ブライトバイテも投入。だが83分、レバンテに三度ゴールを許してしまう……。右サイドをトーニョに破られると、折り返されたボールから途中出場のセルヒオ・レオンにネットを揺らされている。クーマン監督は守備の穴となっていたS・ロベルトをリキ・プッチに代えて最後の猛攻を仕掛けたが、しかし4点目までは奪えず。勝たなければならない一戦で、またもつまずくことになった。

2試合勝利なしのバルセロナは勝ち点を76までしか伸ばせず2位に位置。翌日にレアル・ソシエダ戦に臨む首位アトレティコ・マドリーとは勝ち点を1差に縮めるにとどまり、翌々日にグラナダ戦を控える3位レアル・マドリーにも勝ち点1差しかつけることができなかった。

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