アトレティコ・マドリーが、ビジャレアルFWジェラール・モレノの獲得を狙っているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
アトレティコはFWルイス・スアレスが今季終了後に退団できる選択肢を持つほか、リヨンからレンタルで獲得したFWムサ・デンベレの買い取りオプションを行使するか不透明で、ユヴェントスに貸し出しているFWアルバロ・モラタもディエゴ・シメオネ監督との確執から復帰の可能性が低い状況。そのため今夏にストライカーを補強する方針のようだ。
その獲得候補の筆頭がG・モレノとみられる。同選手は今季ラ・リーガで19得点、全公式戦で23得点を記録しており、スペインを代表するストライカーに変貌を遂げた。またゴールを決めるだけでなく、周囲の選手を生かせるゲームメイク力も魅力だ。シメオネ監督は数年前にもG・モレノの獲得に興味を示していたとされるが、同選手はその当時アトレティコ移籍に傾くことなく、エスパニョールから下部組織を過ごしたビジャレアルへの復帰を選択したという。ビジャレアルはエスパニョールに契約解除金2000万ユーロを支払った。
アトレティコが今月に29歳となるG・モレノを獲得するとして、大きなネックとなるのが契約解除金だ。ビジャレアルは2023年まで契約を結ぶスペイン代表FWの契約解除金を1億ユーロに設定しており、フェルナンド・ロッチ会長は先日、同額をびた一文負けないと公言。スペイン『オンダ・セロ』で次のように語っていた。
「彼の契約解除金は1億ユーロだ。誰もやって来てほしくはない。彼は私たちにとって、とても重要な選手なのだから。もし、どこかのクラブがやって来るならば、解除金を払えばいい。それなら私たちに解決法は存在しない」
このパンデミック下で、アトレティコにとって1億ユーロは支払うことが不可能な大金だが……。果たして、G・モレノは来季どこでプレーしているのだろうか。
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