Luis SuarezGetty Images

アトレティコ、カディスを4発撃破で2位レアル・マドリーに勝ち点10差つける…2発のL・スアレスは得点ランク首位

31日のラ・リーガ第21節、アトレティコ・マドリーは敵地ラモン・カランサでのカディス戦を4-2で制した。

ラ・リーガ優勝街道をひた走るアトレティコだが、この試合ではFIFAから処分を受けたトリッピアーのほかエルモーソ&カラスコとい主力2人が新型コロナで欠場。シメオネ監督はGKオブラク、D・サビッチ、ヒメネス、フェリペ、MFマルコス・ジョレンテ、トレイラ、コケ、レマル、サウール、FWルイス・スアレス、ジョアン・フェリックスをスタメンとしている。

アトレティコは堅守速攻を売りとするカディスに対して苦戦。フィードで鳴らすカラスコと協力な縦への突破と守備意識を持つカラスコという左のタンデムがいないこともあり、そのアタッキングサードでの仕掛けは、相手の強靭なプレスにことごとく潰されていった。

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しかし、打つ手がない中でも何とかしてしまうのが、勢いに乗るチームなのかもしれない。28分に迎えたペナルティーエリア手前左からの直接フリーキック、ルイス・スアレスが右足で叩いたボールは、カディスの壁をスレスレで越えていき、曲がりながら枠内左に収まった。アトレティコが、先制する。

先にスコアを動かしたアトレティコだったが、36分にはレマルとのボール争奪戦に勝利したネグレドにシュートを決められて失点。一時同点に追いつかれたものの、44分と前半の内に再び勝ち越すことに成功する。ショートコーナーからレマルが低空のクロスを送ると、ニアのサウールが反射的に左足を出し、それに当たって浮かんだボールが枠内左に収まった。

前半アディショナルタイム1分には、ペナルティーエリア内でアルベルト・ペレアがドリブルしたボールをコケが地面についた腕で止めてPKが取られるが、VARとの審議の結果、その判定は取り消され、前半は1-2で終了する。ハーフタイム、シメオネ監督はトレイラとの交代でヴルサリコを投入している。

後半、アトレティコは49分にレマルがペナルティーエリア内でマウロに倒されてPKを獲得。これをルイス・スアレスが決め切り、リードを2点に広げる。ルイス・スアレスは今季ラ・リーガ得点数を14に伸ばし、2位エン・ネシリと2点差で得点王ランク首位につけている。

シメオネ監督は60分にJ・フェリックス、レマルを下げてアンヘル・コレア、ロディを投入。しかしながら、その後は反撃に出るカディスに押されてしまい、73分にはネグレドのこの試合2点目を許して1点差に詰め寄られる。以降も、何度となく失点の危機にさらされた。

シメオネ監督は83分にサウール、ルイス・スアレスとの交代でコンドグビア、エレーラをピッチに立たせ、中盤の守備を強化。すると88分に仕掛けた速攻から、アンヘル・コレアのクロスをコケが押し込んで4点目。追いすがるカディスに、ようやく引導を渡している。

アトレティコ(1試合未消化)はラ・リーガここ16試合で、ダービーの敗戦以外全勝。8連勝で前日にレバンテに敗れた2位レアル・マドリーとの勝ち点を10に広げている。なおアトレティコはラ・リーガの19試合で勝ち点50を獲得しており、勝ち点100ペースで優勝へと突き進んでいる。

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