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Liverpool Atletico Madrid 2021Getty

リヴァプール、グリーズマン退場のアトレティコに3-2勝利!南野拓実はベンチ入りも出場機会なし

19日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループB第3節、アトレティコ・マドリー対リヴァプールが行われ、3-2でリヴァプールの勝利に終わった。なおリヴァプールFW南野拓実はベンチ入りも出場機会がなかった。

両者の対戦は2019-20シーズンのCLベスト16以来のこと。その前シーズン、メトロポリターノでトッテナムを下してビッグイヤーを獲得していたリヴァプールは、グリーズマンが去って代わりにジョアン・フェリックスが加わるなどして、シメオネ監督が「移行期」であることを強調していたアトレティコに土をつけられた。止められないチームとされたリヴァプールを止めてしまったアトレティコは、アンフィールドの夜にマルコス・ジョレンテのアタッカーとして覚醒するなど、その移行期を実のあるものにしたのだった。

またクロップ監督はあの試合直後、アトレティコが「あれだけの選手たちを擁していながらもああプレーを見せる理由が分からない」と言い放ち、シメオネ監督が「無論、勝つためだ」と返答したことも話題に。クロップ監督は今回の一戦直前にも「敬意を払うが、しかしアトレティコは私好みのスタイルではない」と語ったが、メトロポリターノに集まった観客はチーム紹介アナウンスでそんなドイツ人指揮官の名前が呼ばれると、激しい指笛を浴びせていた。

こうしてキックオフを迎えた試合は、予想通り4-3-3のリヴァプールが攻め込み、5-3-2のアトレティコが守勢に回る展開に。リヴァプールはサイドからサイドにボールをつなぎながら、とりわけサラーのいる右サイドのポジションで数的同数の状況を生み出していく。すると8分、そのサラーが先制点を記録。クロスの流れ球を受けたエジプト代表FWが内に切れ込み、カラスコとレマルをかわしてから左足を振ると、地を這うボールが枠内左に収まった。

メトロポリターノは失点直後に「アトレーティ! アトレーティ!」と力の限り叫んでいたが、リヴァプールの勢いはその後も衰えることはなく、さらに13分に追加点を獲得。素早いタイミングで上げた右サイドからのクロスをフェリペがクリアし損ねると、そのこぼれ球からケイタがボレーシュートを叩き込んでいる。

ここまで消極的な姿勢が目立ったアトレティコだったが、2点ビハインドから攻撃に出る姿勢を見せると、20分に1点を返すことに成功する。ショートコーナーからゴールラインに沿って切り込むレマルがマイナスのクロスを送り、ペナルティーエリア手前のコケがシュート。このボールにグリーズマンが触れて、GKアリソンが守るゴールを破っている。

グリーズマンはこれがアトレティコ復帰後、メトロポリターノで初めて決めたゴール。得点直後、場内のスピーカーが「ゴールを決めたのは…?」と聞き、観客が「グリーズマン!」と返答するやり取りが3回にわたって行われ、一時はブーイングの対象となった前バルセロナFWは結果を手にすることにより再び信頼も勝ち取ったようだ。

1点差としたアトレティコはさらに34分、今度はジョアン・フェリックスがその極上の才能を披露。ライン間で縦パスを受けたポルトガル代表FWは、繊細なボールタッチのドリブル突破でケイタのプレッシングを無効化して前を向いて、ペナルティーエリア手前でスルーパス。このパスからグリーズマンこの試合2点目を決め、スコアをタイに戻している。

その後もロングボールを中心とした展開でグリーズマン&J・フェリックスの2トップが決定機を迎えていったアトレティコだが、3点目を決め切れない状況が続く。シメオネ監督はハーフタイム、本職ボランチながらセンターバックとしてプレーしていたコンドグビアとの交代で、同ポジションを本職とする負傷明けのヒメネスを投入。迎えた後半は攻守が激しく入れ替わる展開となったが52分、グリーズマンがフィルミーノに対して足裏を見せてタックルを仕掛けたとして一発退場に……。リヴァプールが数的優位に立った。

そこからはもちろんリヴァプールが主導権を握ることになったが、5-3-1で守るアトレティコも観客の後押しを受けながら堅守、さらに速攻と勝ち越しの可能性を感じさせる。そして75分を過ぎると、試合は運命の分かれ道を迎える。まずリヴァプールが、途中出場のジョッタがエルモーソに倒されたことでPKを獲得。キッカーのサラーがこの絶好機をしっかりと物にして、再び勝ち越しに成功した。その一方でルイス・スアレス、マルコス・ジョレンテ、アンヘル・コレアを投入したアトレティコは、81分のセットプレーでヒメネスが倒されてこちらもPKを指示されるものの、VAR介入の結果、モニターを確認した主審は判定を取り消している。

終盤、アトレティコは意地の攻撃を見せたものの、結局再び同点に追いつくことはかなわず。ボールをセーフティに保持するなど時間も使うリヴァプールが勝ち点3を獲得した。クロップ監督率いるチームはトッテナム相手にビッグイヤーを掲げ、翌シーズンに0-1の敗戦を喫した舞台メトロポリターノで、その主を相手についに勝利をつかんだ格好だ。

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