Mikel Arteta Leandro Trossard Edu Arsenal 2022-23Getty Images

「トロサール獲得へアーセナルは完璧に動いた」ロマーノ記者が明かす電撃移籍の舞台裏

移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者が、アーセナルの電撃補強を絶賛した。アーセナルは、ブライトンからベルギー代表FWレアンドロ・トロサールを獲得したことを発表した。

2019年夏に母国クラブのヘンクからブライトン入りしたトロサールは、前線の様々なポジションでプレーできるアタッカーで、昨季リーグ戦34試合で8ゴールを記録。今季も同ポジションの三笘薫らと鎬を削りながら、ここまで公式戦17試合で7ゴール3アシストをマークしていた。

ロマーノ氏は『888 Sport』でトロサールの移籍について「ほんの15日前には、誰も予想しなかったことだ」と驚きを吐露。「チェルシーに契約を乗っ取られるというクレイジーなムドリク強奪事件の後、アーセナルはミケル・アルテタの新しいトップターゲットに確信を持って行動した」と獲得の舞台裏を明かした。

アルテタ監督とエドゥSDは、ムドリクの代役として何人かの名前を挙げたという。バルセロナのハフィーニャやフェラン・トーレスについては噂に過ぎず正しくなかったとのこと。そしてオーランド・シティFWファクンド・トーレスとの交渉も具体的になることはなく、トロサールに白羽の矢が立った模様。

ベルギー代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)の全3試合に出場したトロサールだが、クラブ帰還後にコンディションの問題などもあって序列が低下すると、許可なしでのトレーニング切り上げなど問題が伝えられ、ロベルト・デ・ゼルビ監督との関係が悪化。アーセナルは来夏を待たずして、1月に同選手の代理人を通じてブライトンにオファーしたとのこと。

また、ロマーノ氏によると、トッテナムが情報提供を依頼、マルセイユも動きを見せ、少なくとも3クラブが今冬の市場で争奪戦を起こしていた模様だ。

アーセナルは当初、1800万ポンドのオファーを送るも、ブライトンは即座に拒否。すぐに2100万ポンド+500万ポンド(約41億円)のアドオンで再オファーをし、契約に至ったと伝えられている。

トロサールは2026年までの3年契約にサイン。ロマーノ氏は「移籍市場において、タイミングは常に不可欠な要素である。特に1月。アーセナルは、トロサール獲得において、全てにおいてまさに完璧だった」と獲得劇を評価した。

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