クロアチア代表コーチのマリオ・マンジュキッチが退席処分を受けていたようだ。
現地時間13日、カタール・ワールドカップ(W杯)は準決勝が行われ、アルゼンチン代表とクロアチア代表が対戦した。エースFWリオネル・メッシにとって、悲願の優勝を目指すアルゼンチン。2大会連続でベスト4入りを果たしたクロアチアが相見えた。
試合は34分にメッシがPKを沈めてアルゼンチンが先制。39にもフリアン・アルバレスがカウンターからの中央突破から押し込んで追加点を奪う。さらに後半に入り69分にはメッシのアシストからJ・アルバレスが2得点目を奪取。試合はこのまま終了し、3-0でアルゼンチンが圧勝。2014年のブラジル大会以来となる、2大会ぶりの決勝進出を決めた。
『スカイスポーツ』によると、マンジュキッチはベンチでレッドカードを提示されたという。
対象となったのは、1失点目のPKのシーン。クロアチアGKドミニク・リヴァコヴィッチがアルゼンチンFWフリアン・アルバレスにファウルを犯したとの判定でPKに。しかし、クロアチアベンチはこの判定に納得いかず。特にマンジュキッチは激昂し、大声で文句と叱咤を連発。その結果、前半35分に退席処分を受けることとなってしまった。
マンジュキッチはVfLヴォルフスブルクとバイエルンでブンデスリーガ110試合に出場し53ゴールを挙げた名ストライカー。2013年にはバイエルンで3冠を達成している。クロアチア代表として89試合に出場し、2018年のロシア・ワールドカップでは主力として準優勝に貢献している母国の英雄。昨年9月に引退し、2021年末からズラトコ・ダリッチ監督の下でコーチングスタッフの一員として代表をサポートしていた。
決勝に進出したアルゼンチンは、日本時間14日のフランスvsモロッコの勝者と19日に対戦する。
