AncelottiGetty Images

アンチェロッティ、ベンゼマの退団に…「今日知らされて驚いた。敬意は払うが満足できるわけない」

レアル・マドリーは4日のラ・リーガ最終節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのアスレティック・ビルバオ戦を1-1のドローで終えた。試合後会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督に対しては、今季限りでのマドリーを退団することを発表したFWカリム・ベンゼマに関しての質問が集中している。

ベンゼマ退団が発表された直後に行われたアスレティック戦、マドリーは49分にFWオイアン・サンセトの先制点を許しながらも、72分にベンゼマのPK弾で同点に追いつき勝ち点1を分け合った。3位アトレティコ・マドリーがビジャレアルとの一戦を2-2で終えたため、マドリーは2位で今季ラ・リーガを終えている。

試合後、会見に出席したアンチェロッティ監督に対しては、もちろんベンゼマに関する質問が何度も飛ぶことになった。イタリア人指揮官は、ベンゼマの退団決定があまりにも急なことであり、驚きを禁じ得なかったという。

「本当にさっき知ったんだ。昨日は普通に練習していて、今日の朝に知らされた。これ以上、付け加えることはない。私たちは彼の決断を受け止めている」

「私は世界最高の一選手を指導する幸運に恵まれた。単なるストライカーではなく完璧なフットボーラーをね。彼は優しく、謙虚で、誠実な素晴らしい人間だ」

「彼の退団に、私たちが満足できるわけがない。しかし敬意を払わなくては。ベンゼマは決断する権利を勝ち取っていたのだから。彼はこのクラブで、伝説的な、忘れ得ないことをやってのけたんだよ」

「驚きだったが、これも過渡期のプロセスの一部だ。私たちには何をすべきかを考える時間的余裕がある」

マドリーはベンゼマのほかMFエデン・アザール、MFマルコ・アセンシオ、FWマリアーノ・ディアスの退団も決定しているが、アンチェロッティ監督はストライカー獲得の必要性を強調している。

「4人のアタッカーが去るのだから、そのポジションに手を入れるべきなのは明白だ。どういった手段を講じるか、考える時間はまだある」

「私たちはゴールを決められ、連係もできるストライカーを求めている。ただストライカーがいれば試合に勝てるというわけでもない。例えば私たちはヴィニシウス、ロドリゴという主役を張れる若手2選手を擁している」

その一方で今季限りで契約が切れる状況で、退団の可能性もささやかれているDFナチョ・フェルナンデスとMFダニ・セバージョスについては、最終的に残留するとの見解を示している。

「マルコ(・アセンシオ)は環境を変えることを望んだ。しかしダニとナチョについて、私の感覚的には残るのではないかと思っている」

アンチェロッティ監督にとってはこれが今季最後の記者会見となったが、メディアとの関係性についての問われると、次のように返答した。

「その質問がなければ今季は終われないね。君たちには、落ち着きを持ってくれたことに感謝をしたい。おそらく、私たちは互いに感謝をしなくてはいけないだろう」

「私たちは良い時間を過ごすことができた。面倒なこともあったが、互いに尊重し合っていたね。私は君たちの仕事に敬意を持っているし、君たちも私の仕事に敬意を持っていた。では、また次の記者会見で会おうじゃないか。さらばだ」

そう言って笑みを浮かべ、席を立とうとしたアンチェロッティ監督だが、隣にいた広報はまだ質問を受け付けていた。笑い声に包まれる会見場で再び腰を下ろした同指揮官は、今季足りなかったものを問われて、こう返している。

「ラ・リーガでは安定性を欠いてしまったね。陣容はチュアメニ、リュディガーが加わったことで昨季よりも良かった。しかしワールドカップ終了後、過密日程など様々な影響を受けることになった」

「それでも、私は今季が良いものだったと考えている。来季はもっと良くなるだろう」

最後に、来週にも獲得が発表されると噂のボルシア・ドルトムントMFジュード・ベリンガムについて問われると、口を閉ざしている。

「その件について話すことはできない。では、バケーション後にまた会おうじゃないか」

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