日本代表は23日、キリンチャレンジカップ2022でアメリカ代表と対戦。2-0での勝利後、吉田麻也がフラッシュインタビューでコメントを残した。
欧州遠征中の日本がドイツのデュッセルドルフ・アレーナでアメリカと対戦。4-2-3-1を採用した日本は24分、トップ下の鎌田大地が守田英正のアシストからシュートを沈め、先制する。1点リードで迎えた後半、日本は複数選手を入れ替えながらも相手に主導権を渡さず、鎌田らのシュートで2点目に迫る。その後、試合終了間際には三笘薫が左サイドの仕掛けから決めて追加点。そのままアメリカをシャットアウトし、2-0で完勝した。
試合後、吉田は「結果がついてきたのはもちろん良かったですけど、今この時点で結果がそんなにどっちに転んでいいというか、結果が重要というよりは内容というかやっていることを固められているかが大事で、今日に限って言えばできた部分が多かったです」と振り返った。
「ただ、今日はできたから良かった、でも次できない、こないだできたけどなんかわからないけどできないとかではなく、なぜできたかを明確にして、それを意図的に次のゲームも出していけるようにしっかり分析して話し合って、勝っている時こそそういうところを詰めていきたいです。試合前に最後の磨き上げる部分と言いましたけど、磨き上げていってカタールを迎えられるようにしたいと思います」
また、守備面での試合運びに関しては「監督とも話していて、こういう状況の時にこうしようとか、試合の流れによって変化をつけようとするときにちゃんと変えれるかを試してもいいですねという話をしていて、今日それを試せた」と評価。「残り10分、勝ってるか負けているか色々なシチュエーションの時に変化を加えないといけない時に、相手3バックに対して前からプレスにいくために3バックでいけるかとか、そういうのができるよね？確認しましょう。そういう段階だと思っています」と続けた。
所属クラブの休暇を利用して22日から代表チームに合流し、3日間同行することになった元日本代表主将の長谷部誠の存在については、以下のように言及している。
「個人的にはもちろん心強いし、若い選手にとって刺激になるのは間違いないです。あとはやはり外から客観的に見てどういうふうに見えているかは、長谷部さんにしか見えないところもあるかもしれない。そこは個別に話しているところもありますけど、いろいろアドバイスをいただいて、貴重な話を聞ける機会です」
「長谷部さんも本当に自分が来ていいかという話をしていましたけど、僕のところで話してぜひ来て欲しいという話をしました。さっきも言いましたけど、総力戦で戦わないといけないくらいの相手だと理解していますし、時間を作っていただいて感謝しています」
日本はこの後、27日にドイツのエスプリ・アレーナでエクアドル代表と対戦する。