明治安田生命J1リーグは23日に第9節が開催され、川崎フロンターレと浦和レッズが対戦した。
リーグ戦で対極な状況に置かれている両者。川崎Fは現在、直近5試合で1勝で2連敗の13位と苦戦中。対する浦和はここ6試合負け無しで5位。今日の結果次第では2位以上に食い込むチャンスがある。公式戦10戦無敗という好調な状態で、リーグ奪還を目指す川崎Fと相対する。
試合は後半に入った早々の48分、エリア内右深くに侵入した家長がクロスを送ると、ニアで待っていた脇坂がボレーシュート。このシュートが決まり、ホームの川崎Fが先制。浦和は81分、萩原の折り返しにフリーとなっていたリンセンが走り込みながらシュート。狙い済まされたシュートがゴール右に決まって試合を振り出しに戻した。
両者勝ち越しを目指すも、試合は1-1のドロー決着に。この結果、川崎Fはリーグ戦3試合未勝利に。浦和は7試合負け無しとなっている。
試合後、記者会見に出席した川崎Fの鬼木達監督は「勝ち切るという意味では、球際のところでこぼせばこういった形になってしまいます。勝たないといけない試合で勝てなかった。それに尽きると思います」と悔しさを滲ませた。
「1点をとってから大事にいってしまうことで押し込まれてしまう。チャンスを作れてはいましたが、惜しいで終わってしまってはダメですね。仕留めないといけないところが課題だと思っています。少しずつ進んでいることは間違いないですし、チームにとってポジティブな要素にはなると思いますが、勝った上での積み上げだと思っています」