リヴァプールのホームスタジアム、アンフィールドで大ブーイングが鳴り響いたようだ。
チャンピオンズリーグ(CL)は21日、ラウンド16 1stレグが行われ、リヴァプールとレアル・マドリーが対戦した。試合はリヴァプールが開始早々に2ゴールを挙げて14分時点で2-0に。しかし、前半のうちにヴィニシウス・ジュニオールの2ゴールで同点となると後半さらに3失点。2-5の大敗を喫した。
同試合キックオフ前の数分間、アンフィールドのあちこちからブーイングが。ファンはスタジアムの外でユルゲン・クロップ監督を非常に温かく迎えたが、キックオフを前に欧州サッカー連盟(UEFA)への反対を声高に訴えたとのこと。アンセム中にも大きなブーイングがなされ、音はほとんど聞こえない状態となっていた。
リバプールのサポーターグループ、スピオンコップ1906は、スタジアム内にUEFAに対する横断幕やディスプレイを配置。その一つには「UEFAの嘘つき」と書かれているものも。
原因は昨シーズンの決勝戦に。キックオフ予定時刻(現地時間21時)から30分ほど過ぎた中、施錠されたゲートの前に集められてチケットを提示するリヴァプールファンに対し、機動隊が何度も催涙スプレーを噴射している映像がSNSを中心に拡散されていた。UEFAは謝罪をしたものの、この謝罪にも抗議。ブーイングと反UEFAチャントの大合唱が行われた。
UEFAのテオドール・テオドリディス事務局長は「UEFAを代表してクラブとサポーターに謝罪したい」と謝罪していた。




