ドイツ代表は16日、オマーン代表とカタール・ワールドカップ(W杯)に向けたテストマッチを行った。
W杯初戦で日本代表と対戦するドイツ代表。布陣は基本の4-2-3-1を採用し、GKはノイアー、DFは左からラウム、ギンター、ケーラー、クロスターマンを起用。2ボランチはゴレツカとギュンドアンが務め、2列目は左からサネ、ハヴェルツ、ホフマンの3人に。そして1トップには初招集の17歳ムココがデビューを飾った。
試合はドイツが主導権を握るも、チャンスを作れない展開が続く。オマーンは集中した守備からカウンターを伺う形を徹底した。
前半34分、ドイツにアクシデント。クロスターマンが負傷でピッチを退き、ベラ=コチャプが代わって入る。
両者ゴールからは程遠い時間が続き、決定機が訪れたのは前半のアディショナルタイム。ムココがシュートを放つも、ポストに阻まれた。
テストマッチということもあり、ドイツはハーフタイムに4枚替えを遂行。ギンター、ラウム、ゴレツカとムココに代わり、シュローターベック、ギュンター、キミッヒ、フュルクルーグが投入される。
すると53分、ドイツに立て続いて決定機。29歳で代表デビューとなった"秘密兵器"フュルクルーグのシュートは、GKがファインセーブ。そのCKからケーラーが合わせるも、ゴールからかき出された。
ゴールに嫌われる時間が終盤まで続いたドイツ。待望の得点が生まれたのは80分だった。右サイドをドリブルで駆け上がってエリア内に侵入したハヴェルツが、ラストパスを送る。このボールに反応したのはフュルクルーグ。ワントラップから冷静に流し込み、均衡を破る。
試合はこのまま終了。ドイツはオマーンに苦戦するも、なんとか1-0で勝利をつかんだ。主力を温存し、選手を試す方針をこなしたドイツはこの後、23日にW杯初戦の日本戦を迎える。
