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横浜FM、FC東京、鹿島に絞られた優勝争い。残り2試合で見えてきた構図

 2019年の明治安田生命J1リーグも残り2試合。11月30日の第33節で首位の横浜F・マリノスが川崎フロンターレを下し、2位・FC東京が浦和レッズに敗れるようなことがあれば、その時点で2004年以来15年ぶりとなる横浜FMのJ1優勝が決まるところまで来ている。

 現時点の状況をおさらいすると、トップに立つのが勝ち点64の横浜FM、2位が同63のFC東京、3位が同60の鹿島アントラーズ。優勝の可能性はこの3チームに絞られる形となった。

■横浜FM:無敗街道の先にある15年ぶりの優勝

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 最もタイトルに近い位置にいる横浜FMは8月24日の名古屋グランパス戦から9試合負けなし。直近は5連勝中でチーム全体のバランスが非常に良い。前節の松本山雅FC戦を見ても、開始早々の2分に現在J1日本人得点王の仲川輝人が切れ味鋭いドリブルから左足を一閃。そのゴールをガッチリと守り切って1-0で勝ち、ついに今季初の単独首位に躍り出た。

 「自分が持って中に仕掛けた時にはマルコス(・ジュニオール)とエリキが動き出してくれているし、相手も迷っていた。松本はDFの人数が多いけど、誰が行くのかハッキリしない部分があるから、自分がドリブルすることで迷わせることができる。それをやった結果のゴールという感じですね」

 そう言って仲川は自信をのぞかせる。32試合を終えて61得点はJ1最多のゴール数。仲川を含めた絶対的な得点源が複数いることは大きい。そこに加えて、チアゴ・マルチンスと畠中槙之輔の両センターバックを軸とした守備も非常に強固だ。

 「相手の攻撃の1つ目をつぶすことは大事な役割だし、僕たちがボールを取り切ることで二次攻撃もできる。そう集中してやった」と畠中も言うように、狙いどころを明確にしながらピンチを作らない守りは圧巻。川崎フロンターレと言えども、この守備陣をこじ開けるのは容易ではなさそうだ。このまま行けば、次戦での優勝決定も現実的なシナリオとなっている。

■FC東京:まずは苦手の浦和戦克服が至上命題

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 そこに待ったをかけたいのが、悲願のリーグ初タイトル獲得を目論むFC東京だ。

 23日の前節・湘南ベルマーレ戦で後半アディショナルタイムに森重真人が挙げた同点弾にクラブ全体の強い思いがにじみ出ていた。

 「こうやってゴールで最後終われたのは勢いにつながるかもしれない。今日は勝ち点1を拾って、次の試合がより大事になってくる」

  森重の力強い言葉が表すように、次戦はFC東京にとって大一番だ。というのも、FC東京にとって浦和は苦手意識が強い。2014年からリーグ戦で3分8敗とまったく勝てず。その難敵を撃破しなければ優勝への道は開けてこない。

 2年前に現役を退いたレジェンド・石川直宏氏(FC東京クラブコミュニケーター)も「一番高いところにいる景色を見たい」と熱望していたが、その境地に辿り着くためにも、敵地で積極的な戦いを見せる必要がある。

 勝利が求められる浦和戦、逆転優勝へのカギはやはりディエゴ・オリヴェイラと永井謙佑の両エースだろう。ストライカーとしての巧さを兼ね備えるD・オリヴェイラ、速さだけではなく決定力も向上し、直近では日本代表にも名を連ねている永井。いかにして彼らがゴールを奪える形を作るのかがポイントとなりそうだ。

 今回の大一番を乗り越え、最終節の横浜FMとの直接対決に持ち込むことができれば、初のリーグタイトルも見えてくる。

■鹿島:逆転優勝へ連勝あるのみ

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 残る鹿島は横浜FMとの勝ち点差が4に広がったため、自力優勝の可能性はない状態。ヴィッセル神戸、名古屋グランパスとのラスト2試合に連勝し、上位2チームの取りこぼしを待つしかない。

 気がかりなのは、直近2試合のいずれも無得点と勝ち切れていないこと。重要な得点源であるセルジ―ニョと伊藤翔がゴールを奪えず、それ以外の白崎凌兵や土居聖真らがゴールに直結する仕事をこなせずにいるのも懸念材料だ。

 さらに次節は、三竿健斗とブエノが出場停止。ケガで長期離脱していた犬飼智也が復帰するという情報もあるが、とにかくチームとしての一体感を高め、勝利に向かう態勢を作ることが求められる。キャプテン・内田篤人を中心に常勝軍団らしい勝負強さを見せられるか。それが逆転タイトルへのポイントになる。

 来季ACL出場権に関しては、上記の3チームが手にする可能性が高まっているが、4位・川崎Fにもまだトップ3浮上のチャンスが残されている。仮に鹿島が天皇杯で優勝すれば4位にも権利が与えられるため、セレッソ大阪やサンフレッチェ広島にも望みが出てくる。彼らもわずかな可能性にかけて残り2試合に臨むことになる。

 とりわけ、ルヴァンカップは制覇したものの、前節の時点でJリーグ3連覇の夢が潰えた川崎Fは、なんとしてもACL圏を死守したいと考えている。鬼木達監督も松本まで足を運び、横浜FMの戦いぶりを直々に視察するほど、トップ3フィニッシュへの意欲は強い。

 残るカードは横浜FM、北海道コンサドーレ札幌と難しい相手ばかりだが、大島僚太復帰後は攻撃が活性化し、チーム全体にダイナミズムが生まれている。そこは非常に前向きな部分。試合間隔が3週間空くという変則的日程が不安視されるものの、横浜FM戦を首尾よく乗り切ることができれば、ACL出場権獲得の可能性は一気に高まるだろう。

 異様な緊迫感に包まれるラスト2節。上位陣の動向から目が離せない。

文=元川悦子

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