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■開幕予想スタメン
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■“ミシャ”招聘で攻撃的サッカーへ
昨季に16年ぶり2度目のJ1残留を果たした北海道コンサドーレ札幌は今季、前浦和レッズのミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招聘し、攻撃的なサッカーへの転換を図る。目指すは昨季の11位以上だ。
自陣に守備ブロックをつくり、ボールを奪ってはジェイや都倉賢へのロングボールで攻撃の起点をつくっていた昨季とは一転、“ミシャ”の愛称で親しまれる指揮官の下、GKからビルドアップするスタイルに着手。守備でもボールを失った瞬間に切り替え、高い位置から奪い返しにいく形に取り組んでいる。基本布陣の「3-4-2-1」から攻撃時には「4-1-5」と移行する指揮官の代名詞「可変システム」も健在だ。
1月の沖縄キャンプの練習試合ではビルドアップのミスから失点したり、球際の強度が足りずにあっさりとプレスを交わされたりする場面が多かったが、少しずつ形になってきている。
札幌やメジャーリーグ・サッカー(MLS)のコロンバス・クルーとバンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ)の2チーム、いわきFC(東北リーグ2部)が参加した「パシフィック・リムカップ」(現地8、10日・アメリカ・ハワイ州ホノルル)では福森晃斗、宮澤裕樹らを中心に安定したビルドアップでボールを運び、プレスも連動。バンクーバーとの決勝はスコアこそ1-0と辛勝だったものの、主導権を握り続け、内容では完勝だった。
■変化が表れた選手起用
スタイルの転換だけでなく、選手起用にも大きな変化が起きている。象徴的なのは3バックの中央だ。昨季は横山らが務めていたが、今季は主にキム・ミンテが試されている。
キム・ミンテはもともと攻撃面が売りのボランチ。技術が高く、精度の高い縦パスでビルドアップの起点になれるほか、守備では持ち前のスピードを生かしたカバーリングが期待できる。キム・ミンテ自身、「楽しいし、ミシャさんの下でうまくなりたい」と新たな挑戦を前向きに捉えている。
攻撃時にサイドバックのような動きをする左右のセンターバックのうち、左は昨季と同様に福森の定位置。右ではプロ4年目の進藤亮佑が台頭しつつある。攻撃参加を好み、激しく上下動する運動量を備える。指揮官の浦和時代に森脇良太が務めていた役割をこなすにはうってつけのタイプで、足元の技術とカバーリングに長けたベテラン菊地直哉との激しい競争が続いている。
新加入組ではともに期限付き移籍の三好康児、駒井善成は既にチームの中心。川崎フロンターレから加入の三好は2シャドーの一角でアイデアあふれるプレーを披露しており、今季は飛躍のシーズンとなりそうだ。浦和から加入の駒井はボランチや右ウイングバック(WB)として起用されており、大きな声で周囲をコーチングしてチームを引っ張るなど、存在感を発揮している。
昨季は2シャドーの一角を務めたタイ代表MFチャナティップをシャドーだけでなく、右WBとして試している点も面白い。指揮官は浦和時代に重用した関根(インゴルシュタット/ドイツ)と「タイプが似ている」とみていて、今季は右サイドでも「タイのメッシ」の鋭いドリブル突破が生きそうだ。
■注目はエース・ジェイの起用方法
選手起用で今後注目したいのは1トップ。ペトロヴィッチ監督はサンフレッチェ広島では佐藤寿人(現名古屋グランパス)、浦和では興梠慎三といった絶えず動きだしを続け、スペースの使い方、つくり方に優れた選手を起用してきた。
札幌では現状、元イングランド代表のジェイが三好・宮吉拓実の2シャドーと組んで主力組に入ることが多いが、ジェイは足元にボールを欲しがるタイプ。佐藤や興梠とは全く特長が異なり、運動量も多いとは言えない。途中加入の昨季に14試合10得点と大活躍するなど決定力はJ1屈指なだけに、指揮官が強烈な「個」をどうチームに組み込むのか興味深い。
ほかには福森と深井一希をキーマンとして挙げたい。福森は昨季の活躍でJ1屈指のレフティーとして一気に名を上げた。“ミシャ”体制でも鮮やかなサイドチェンジやくさびのボールを次々と繰り出して活躍している。セットプレーのキッカーでもあり、最も替えのきかない選手だ。
ボランチの深井は昨年4月2日のヴァンフォーレ甲府戦で、左ひざ前十字じん帯断裂と、内側と外側の半月板損傷の大けがを負った。シーズンを棒に振ったが、長いリハビリを経て、1月27日の浦和との練習試合で実戦に復帰。巧みな体の入れ方と予測を生かしたボール奪取力は日本代表級で、指揮官も「中盤の軸になれる選手」と大きな期待を寄せている。毎年、ケガに悩まされてきただけに、サポーターも年間通じてプレーする深井の姿を待ち望んでいるはずだ。
ペトロヴィッチ監督の改革で期待の高まる新生札幌だが、「ミシャ流」はまだ道半ばでもある。ここまでの練習試合では、相手がロングボールで札幌のプレスを回避してきた際にそのセカンドボールを拾えず、カウンターを食らうことも多かった。プレスを“無効化”された場合にどう対応するのかなどは今後の課題だろう。
文=北海道新聞運動部 渡辺史哉
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