バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの従兄、マキシ・ビアンクッキ氏が同選手の幼少期について語っている。『Ataque Futbolero』が伝えた。
これまで史上最多6度のバロンドールを獲得するなど、ディエゴ・マラドーナ氏らと並び史上最高選手としての呼び声も高いメッシ。小柄な身体に圧倒的なテクニックとパワー、俊敏性を備え、時には屈強なセンターバックのチェックも無力化する。
幼少期にメッシと近所でのサッカーをプレーしていたビアンクッキ氏は、バルセロナFWのスタイルが子供のころから作られていたことを示唆した。
「彼と近所で一緒にプレーしていて、私たちの方が大きかった。(ともプレーしていた)彼らはこう言ったんだ。『クレイジーだ。(激しい接触で)殺してしまいそうだから彼を連れ出してくれ』とね。それでみんなは彼に当たりたがったけど、本人はそれに耐えていた。彼が8歳か9歳の時、私は土曜日の早朝に起きてプレーを見ていたんだけど、信じられないものだったよ」
また、プロデビューからここまでスペインの地で活躍を続けるメッシだが、2000年のバルセロナ下部組織加入までは母国アルゼンチンのニューウェルス・オールド・ボーイズに所属。当人もこれまで将来について「アルゼンチンでニューウェルスのためにプレーするという夢がある」と発言していた。
しかし、ビアンクッキ氏は治安の問題からその夢が実現することはないのではないかと見ている。
「レオはアルゼンチンを愛しているけど、世間はそれを分かっていないんだ。もし治安の問題がなければ、彼がアルゼンチンでプレーすることは間違いない。ニューウェルスでレオが見られるようになるのは私の夢だ。だが、それはそれで複雑だ。メッシがクラシコでプレーすること、子どもたちが学校に通わなければならないことを想像すると…あの街は地獄なんだよ」
なお、メッシも以前には「彼らはクラシコでよりクレイジーになるし、勝てなかったということがより大きな意味を持つ。スペインでは負けても何も起きないけど、アルゼンチンでは家の外に出られなくなる」と発言。ロサリオ・セントラルとニューウェルスによる“ロサリオ・クラシコ”の結果が日常生活に大きな影響を及ぼす点を心配していた。
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